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人を叱る時の心得

2017.02.13




昨年、亡くなった元ラグビー日本代表の平尾誠二さんをしのぶ会が開催されたというニュースが流れてきました。
その中で、ips細胞作製でノーベル賞を受賞した山中教授が、平尾さんの思い出話として「人を叱るときの4つの心得」を教えてもらったというエピソードを紹介されたそうです。

いわく…

1)プレーは叱っても人格は責めない。
2)あとで必ずフォローする。
3)他人と比較しない。
4)長時間叱らない。

思わず「なるほど…」を頷いてしまう4項目です。
特に一つ目は、アンガーマネジメントやコミュニケーションの講座で必ずお伝えしていること。

たとえば、昨年話題になった「逃げ恥」。
あの中で、みくりをとりまく二人の男性が、心理学専攻の主人公みくりの行動に対して発した言葉をご記憶でしょうか?

大学時代に付き合った元カレは、就職活動に苦戦する自分をいろいろ分析するみくりに対し、「おまえ、小賢しいんだよ」と言います。

一方、ひょんなことから同居することになった平匡さんは、「恋愛経験あるのかしら?」という好奇心からいろいろと質問するみくりに対し、「分析も千作もしないでください」と伝えます。

どちらも、心理学専攻らしい、人を分析する行動ですが、元カレの言葉は抜けないとげのように、みくりの心に傷を残したのに対し、平匡さんの言葉はそれほどの傷にはなりませんでした。

「小賢しい」という言葉は、みくりの人格そのものを指し、糾弾する言葉です。一方、「詮索」「分析」は、みくりの行動だけを指摘していて、人格や性格を何ら責めるものではありません。

前者は、自分の存在そのものを否定されたかのように、深く長く傷になるのです。

「逃げ恥」は、最近の私の研修においては、テッパンネタとなっていますが、そろそろ旬は過ぎつつあったので、これからは平尾さんの言葉をネタにしていこうかな…それで平尾さんという傑出したリーダーを語り継ぐことにつながったらよいなと思います。

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