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人間関係は、叱る時も50:50

2017.02.15

先日、平尾誠二さんが提唱した「人を叱る時の心得」の4か条をご紹介しました。

私もアンガーマネジメントの講師として「叱る」時の態度についてお伝えする機会も多いのですが、いくら叱る側の態度や心得を説いても、「叱った相手の態度が気になる」とご相談に来られる方も多いのが現実です。

実は私自身も、以前は相手に自分の感情を伝えるのが苦手で、怒りを抱え込んでしまうことがたびたびありました。

それが、ふっきれたきっかけは、「アサーティブ・コミュニケーション」を知ったことです。

「アサーティブ・コミュニケーション」は以下のように説いています。

「人間一人一人に対等な価値がある」という信念に基づき、お互いを尊重し、認め合う者同士が、ストレートで正直な対応をすることで、平等な人間関係を築いていくこと。「自分と他者の関係をより平等にするための方法」であり、「人を思い通りに動かす方法」でない。(「自己主張トレーニング」 R.アルベルティ&M.エモンズ)

お互いに対等な価値がある…これを日常のコミュニケーションにあてはめてみると、こちらにも自分の考えを主張する権利はある一方で、相手にもそれを受け入れるか否かの選択肢があるということになります。こちらの主張が正しいか、正しくないかにかかわらず。

さらに解釈を深めると、自分が主張したことで、相手が行動を変えるか否かは、相手の権利であって、自分が責任を問われるものではないともいえるのではないでしょうか。

こう考えるようになって、私は相手が自分の伝えたことを受け入れなくても、それはそれでしかたがないと思えるようになりました。そして、かえって私自身の伝えたいことはきちんと主張できるようになったのです。

相手が私のいうことを受け入れてくれないのは、私のせいではないか…?
そう思うと、自分にばかり責任があるようで、どういったらよいか困惑ばかりが先立ち、なかなか言いたいことが言えませんでした。

しかし、行動を変えることは、相手と自分と50%ずつの責任だと思うと、気楽に構えられるようになったからです。

もちろん、先の「叱る心得」のように、伝える際の言い方や態度は細心の注意を払います。でもそれだけ心を尽くしたのであれば、あとは相手の責任と割り切ること。

相手の気持ちや態度が気になって、思ったことを言えないと悩んでいらっしゃるなら、「半分は相手の責任であり権利でもある」と考えるようにされてみてはいかがですか?

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