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怒りの「許容範囲」を知る ~怒るか、怒らないか、それが問題だ~

2017.06.11


(日本アンガーマネジメント協会ホームページより)

「アンガーマネジメント」の技術の中で、思考のコントロール方法として「三重丸」というものがあります。
最近、これを自分で活用する機会がありました。

先日、昔からの知人を介して、新しく一緒にビジネスを始めるお話がありました。

やってみたいお仕事だったので、こちらとしては前のめり。
ところが、顔合わせの会食が済んだ後に、いざ契約という段になって「それは聞いてないよ」ということがぽろっと出てきた
のです。

たとえば、とある行政のお仕事は、先方の社団法人の会員になることが必要であったり(会費が必要)、講師をする場合は
検査システム使用料が必要であったり…

こちらとしては「聞いていないよ」という思い。最初からお金をこちらからとることを前提にしていたのか?
だったらこの話はなかったことにしてしまおうか…
そんな風にも思い、ちょっと疑心暗鬼状態に陥りました。

でも、一緒に取り組もうといったお仕の内容事自体は魅力的です。
そこで自分の思いを改めて分析してみました。

わかったのは、私は「事前に話をしてくらなかった」ということに腹を立てたのであって、お話全てに怒りを感じて
いたわけではないということ。

理想的なのは、会費などがない状態でお仕事の契約ができることですが、先方がそれを条件にしているのであれば、それは飲めます。
ただ、条件があるなら契約書を送ってくる前に、説明してほしかった・・・そう感じていたのです。

そこで、仲介してくれた人に、「後からいろいろな条件を言われ戸惑っている。改めてちゃんと説明してほしい」と連絡したのです。

直接、説明を聞いてみれば、そんな事態になってしまったそれなりの事情もわかりました。

自分が「こうあるべきだ」と思っていることに対し、現実がそうはならなかった場合、人は怒りを感じます。
しかし、よく考えてみると「こうあるべき」という像には、ある程度の幅があるのです。

「理想的な状態」を区切る線と、「最低限、これだけ譲れない」という線の間。それを「許容範囲」と呼びます。
そして許容範囲外を表す線、合わせて3本の線で、「三重丸」が描けます。

日頃、アンガーマネジメント・ファシリテーターとして、この三重丸のことをお伝えしていましたが、実際に腹の立つ局面では理想的な状況でないことに目が行ってしまい、許容範囲があることを忘れてしまうものだなーということに気づきました。

「最低限、許せるとしたらどこまでか?」
怒りを感じたときに、これを自分に問うことで、許容範囲を持っていることに気づけますね。
最低限の線であれば、相手も受け入れてくれる可能性も高まると思います。

「許容範囲」には幅があること、忘れないでいたいと思います。

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