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#Regretting Motherhood(母親になって後悔する)

2018.07.29

このページでも時々、「子どものいない」ことについての海外事情を取り上げていますが、今日はドイツについての記事をご紹介しましょう。

▼女性必見「母親イコール幸せ」をシビアな視点で分析するドイツの本

ドイツでは、数年前に「母親になって後悔する」事をテーマにした本が出版され、話題になったそうです。
以下、記事から引用します。
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論争#Regretting Motherhoodのきっかけとなったのはイスラエルの社会学者Orna Donath氏が書いた#regretting motherhood Wenn Mütter bereuenです。「もし今現在あなたが持っている知識および今までの経験を考慮した上で、『時計の針』を戻せるとしたら・・・あなたは母親になることを選んでいましたか?」の質問に「ノー」と答えた23人の女性にOrna Donath氏がインタビューをしています。つまりは「自分が母親となったことを後悔している女性」の研究です。この研究に協力している女性の多くが批難を恐れ実名ではなく仮名で自分の人生や気持ちについて語っています。
(中略)
母親になったことについて母親自身が実は後悔をしていても、そのこと自体が社会的にタブー視されているため口にすれば母親が攻撃の対象となり、結果的にそのことについて話す場を設けることが中々困難であること。最終的には彼女達の声が黙殺されていることが多いといいます。
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日本で同じようなテーマを扱った本を探してみたところ、楠木ぽとすさんが書かれた「産んではいけない!」という本が見つかりました。
また最近では、米国プリンストン大教授のアン=マリー・スローターが書かれた「仕事と家庭は両立できない?」も、恵まれたエリート女性であっても、子どもを育てることで諦めることが多い現実を描いた本も日本で翻訳・出版されています。これは「後悔」ではないものの、子育てにまつわる苦労や不満をうかがい知ることができます。

子どもを持つことに対する思いは様々です、子どもがいることで後悔する人もいれば、いないことで後悔する人もいます。
ただ、こうした本がきっかけとなって、いろいろな思いを持った人がいることが認識され、それを許容、支援する社会になるとよいなあと思います。

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