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「自分のあり方」を考えるアンガーマネジメント

2017.10.22


先日、築地本願寺さんが銀座で開催している「KOKOROアカデミー」で、アンガーマネジメントの入門講座に登壇してきました。

昨年のオープン以来、登壇の機会をいただいていますが、ここしばらく「怒りを伝える技術」「アンガーマネジメント体操」と、応用の講座が続いており、入門講座は半年ぶりでした。

雨にもかかわらず、約20名の方に参加いただきました。
終了後、ある方が「自分に向けられる怒りの原因が、自分にあるわけではないということがわかって、気持ちが楽になりました」と伝えにいらしてくださって、とても嬉しく思いました。

久しぶりの入門講座登壇で、気づいたのは、「私、この講座、すごーくやりがい持っているのだなあ」ということ。
今さらですが…。

講座内容は、日本アンガーマネジメント協会が開発したものを踏まえているものです。
最初から自分の思いを盛り込んで作成したものではありません。

それでも、としてやりがいを感じるのは、受講した方に私がお伝えしたいエッセンスが詰まっているからです。
それは、「どんな人生を歩みたいのか?」という問いです。
何かの怒りや、恨みに執着する人生を歩みたいのか?そうでないか?

私は以前に上司との人間関係の悪化で、心身の調子を崩したことがあります。
降格につながり、強い挫折感を味わいました。

実はその上司、私だけではなく、他の人からも評判のよくない方ということが分かったのは、その上司の下から異動した後の事。
その上司の名前を騙って、ランチタイムにピザ20人前とか、鰻10人前とか、勤務先オフィスあてに注文されたことがあったのでした。

そのことを知った時に、上司に対して「いい気味だ」とも思ったのは否定できません。
しかし、それ以上に、怒りのあまり「注文した人のような行動を自分が取るようになったらどうしよう?」という恐れが、心の中に膨れてきました。

人への仕返しに自分のエネルギーを費やしたくない。
だとしたら、この胸の中のやりきれない思いはどう昇華したらよいのか?

その一つの答えが、今の私の「キャリアコンサルタント」という仕事です。
自分のような思いをした人が、立ち直る手助けをしたいと、考えて選びました。

怒りに執着せず、怒りを自分のありたい将来を築くポジティブなエネルギーにしてほしい。
それが、アンガーマネジメント講師として、私が登壇するやりがいなのです。

※ちなみに、今回登壇した「KOKOROアカデミー」、この日、テレビ東京さんから取材されました。
11月1日(水)の報道番組「夕方サテライト」で放映予定のこと。
kokoroアカデミーにご興味のある方、ぜひご覧ください!

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