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人間関係の悩み~それは誰かの「お母さん」になっているからでは?

2018.05.07

人間関係についての悩みで、面倒見の良いタイプの方に比較的多いのが、「こんなに相手(時には会社)のために頑張っているのに報われない」というものがあります。
その内容をよく聞いてみると、相手にとって、自分がまるで「母親」のような存在になってしまったがゆえに生じたと思われるものが多いように思います。

「母親のような存在」の人とは、愛情にあふれ、面倒見がよく、周りからも頼りにされるタイプです。
しかし、それは裏を返すと、おせっかいになってしまったり、下手をすると相手のわがままを助長することになります。

実は、私自身も、新しく中途入社してきた人の面倒を見ることや、部下の主張を聞いて上司に文句を言うことで、自分自身の存在価値を示そうとしていたことがありました。
キャリアコンサルタントの勉強の一環で、心理学に触れる中で、自分のそうした行為の背景にある「周囲に認めてほしい」という依存心に気づきました。

もし自分で、そうしたリスクがあることを自覚して、母親的役割を務めているのであれば、大きな問題ではないと思います。
問題となるのは、自分自身が「母親役を務めていること」に依存している時です。

たとえば、誰かの面倒をよく見ているのに、その人から見返りがないという不満を感じている時。
あるいは、自分は部下や後輩の不満を代弁しているのに、上はちっともそれをわかってくれないと、上司への不満を募らせている時。

そんなときに、ちょっと考えてみてください。
あなたの面倒見の良さは、もしかすると「自分を認めてもらう」という見返りがほしいことが原動力かもしれません。
だとすると、それが認められなかったとき、相手への怒りや恨みにつながる可能性があります。
それはお互いにとって、あまりハッピーなことではありません。

相手のことを思う気持ちを否定しているわけではありません。
ただ、相手や周囲が認めなくても、自分はその相手を思う行為を続けられるか?を問うことを、時折思い出してほしいのです。

続けられないと思ったら、それ以上、相手の面倒を見ることを手放すことも考えてください。
続けられるとしたら、そうした愛情深い自分をぜひ励ましてあげてください。

「面倒見の良い人だ」と評価されなくても、あなた自身には十分に価値があることを忘れないでください。

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