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一人暮らしの老後も幸せ

2017.07.03

※Facebook「子どものいない人生を考える会」に掲載したものに追加修正した記事です。

大阪府門真市の医師が実施した調査によると、「1人暮らしの高齢者は家族と同居している高齢者よりも生活の満足度が高く、悩みが少ない」という結果が明らかになりました。(2016年1月20日の産経新聞)

「そりゃ、元気なうちはね…」と言いそうですが、実は体調があまりよくない人でも、独居の方が満足度が高かったそうです。

その条件として記事では以下の3点があげられていました。
(1)自由で勝手気ままに暮らせること(2)信頼できる同世代の友人や親類が2~3人いてたまに話ができること(3)住み慣れた土地に住んでいること

まさに「遠くの親戚より近くの他人」と言える結果ですね。

65歳以上での生活形態は、夫婦二人暮しが最も多いそうです。しかし、調査にあたった辻川医師は「疑似一人暮らし」を勧めています。生活の自立性を高めること、人間関係による感情の軋轢を避けることが幸せの要因だからかもしれません。

ここであげた調査は、門真市に限定されたものですが、同様の調査は、内閣府も定期的に行っているようです。

平成26年の60歳以上の調査によれば、76%の人が今の生活に満足しているとのこと。
ここから、門真市の調査は一地域に限定されたものではないと考えられます。

一方で、今の40歳代以上は8割が、一人暮らしの老後に不安を感じているという別の調査があります。
今の老人世代が「年金」に支えられて経済的な不安をそれほど感じなくてもよいのに対し、今の現役世代は年金制度そのものに不安をもち、それが将来の不安につながっているようです。

こうした結果から見えてくるのは、老後における家族の有無は、実は生活の満足度にそれほど決定的な影響は与えていないということ。
一番のポイントは「経済力」「友人の有無」なのかもしれません。
「家族に囲まれた幸せな老後」というものが幻想であるかもしれない…
調査からはそんなことがうかがえるのでした。

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