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子どものいない世帯には増税?~心をざわつかせたニュース 

2017.11.27

先々週、「年収800万以上の子どものいない世帯は増税」というニュースが流れました。
ネットでも賛否両論の大騒ぎになりまし
たが、元をたどると共同通信が配信したニュースだったようです。

私も「“子どものいない”という、本人ではどうしようもない属性で増税って、結構ひどい話だ」と思ったのですが、その後
いろいろ調べてみると、「増税」というより、「子育て世帯には控除を設けるけれど、子どものいない世帯は対象としない」という方が正しいらしいということがわかってきました。

今回の税制改革の大きな柱が、少子化への対策です。
となると、この案は、まあ仕方ないかなー…と私には感じられました。
(もちろん、程度の問題はありますが)

とはいえ、このニュースに関するやりとりで、子どもがいない人が持つ不満や不安も見えてきました。
それはそれで、きちんと行政が対応する必要があるのではないでしょうか。

代表的なものの一つは、「不妊治療でお金がかかるのに…」という不満です。
不妊治療に対する助成が最近見直され、回数や年齢に制限を設けられました。
また、高度な特定の治療だけが助成の対象です。
「子育て世帯」への控除の充実があるなら、子どもを望んでいて努力している人へのサポートも、合わせ技で厚くする必要があると思います。

もう一つ、「子どもがいないからこそ老後に備えてお金が必要なのに」という意見も多く見られました。

成年後見制度の勉強を始めてわかってきたのは、高齢者が一人で生きるには、この国の制度は、まだまだ脆弱であると
いうこと。長年、家族の中で高齢者をケアする前提で制度をつくってきたのが、立ち行かなくなってきています。
であれば、税制改革の中で「一人暮らし高齢者対策」をもっと打ち出してほしいと思います。

世代や属性による対立構造での議論をしても、なかなか埒があきません。

安心して生きていくには、どんな仕組みが必要なのか?そのことを大局的に
見たうえで、議論していかないといけないなあ…そんなことを考えさせられたニュースでしえた。

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