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子供のいない代わりの使命?

2018.08.05

子供のいる場合、子育ては人生で最大の意義ある仕事と感じている方も多いと思います。
子供がいない人には、その意義ある仕事に携わる機会がありません。その代りに、何か自分に与えられた使命がある…そんなふうにいま、考えています。

そんなことを考えさせられたのは、以下の記事。
少し前に、女性のニュースサイト「うーとぴ」に取り上げられていた、不妊治療をやめた女性医師のお話しです。Huffington Postでも共有されていたので、読まれた方も多いかもしれません。

「命をコントロールしてまで、女は幸せになるべきか? 医師の私が不妊治療をやめた理由」
(ちょっとタイトルに違和感を覚えますが…)

不妊治療を始めたものの、なかなか成功に結びつかないうちに、この女性医師は治療をしている自分自身への疑問が高まります。
——————————<引用>——————————

「好きな仕事をセーブし、治療のために残りの30代すべてを捧げて、結果が出なかったとき、自分は人生を後悔しないのか? 」彼女の答えは「きっと後悔してしまう」でした。

もともと、自然の摂理に逆らうまでの強引な医療に対しては、疑問を感じていたMさん。結果が出ず、Mさんは担当医のやり方を批判するような同僚の意見にも、「そもそも人間がコントロールできる部分じゃないから、仕方がないよ」と説得している自分に気付きます。
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人工的な治療への疑問と同時に、彼女自身の中で、「終末医療」に対する関心が高まっていきます。そして何度かの治療の失敗を経た結果、不妊治療ではなく、終末医療についての見識や能力を高めることに時間を費やしていこうと決意するに至るのです。

昔読んだ漫画のセリフですが、四肢が不自由な相手に、主人公がこう語るシーンがあり、忘れられません。
「神様から与えられたものを返すなんて、普通の人間には許されていない。それができたというのは、お前は何か特別な使命が与えられているに違いない」
もし人一般に与えられている使命が、次世代を生むということにあるならば、その機会を返上して、達成すべき使命があるのかもしれませんね。

2014/4/18 掲載

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