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自分の死後、お墓をどうするか?

2018.08.13

「死後は家族関係を超え、平等と共同の世界へ─そんな哲学を掲げる墓は少子高齢社会が行き着く先、まさに「進化形」かもしれないと想像した。」
「先祖の墓どう守る 変わる世界のお墓事情」朝日新聞GLOBE(2018/7/29)))

※当初のリンク先(yahooニュース)は削除されたようなので、元の記事にリンクしなおしました。掲載日時がずれています)
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子どものいない人にとって、「お墓」は、頭の痛い問題の一つだと思います。
以前にも、このページで「樹木葬」について書きましたが、今日は世界の事情を取材した記事をご紹介します。

取り上げられた国は、マレーシア、韓国、台湾、スウェーデン。日本と同様に急速に少子高齢化が進む韓国、台湾では、お墓の在り方が急激に変わったとのこと。宗教に根差した早々の在り方から、行政主導の方法にシフトしてきています。

印象的なのは、スウェーデンの「ミンネスルンド(追憶の杜)」。匿名の共同墓地で、遺灰は自然に帰され、管理は遺族ではなく公的機関が担うのだそうです。

スウェーデンでは、1950年代後半に、法律で「死者が匿名の墓地に葬られる」ことが認められました。お年寄りの面倒を見る責任は家族ではなく国が負う方針を立て多のと同時に、死者に対する責任も同様。火葬も埋葬も無料。墓地の維持管理には税金があてられるとのこと。

ただし、ミンネスルンドは、単なる小高い丘。どこに誰が埋葬されているかわからない墓地の形状は、遺族にとっては、故人を偲びにくい形状であることも確かなようです。

この記事で見えてくるのは、少子高齢化の中で、どの国も、死者の葬り方を模索しているということ。
昼が得て日本ではどうでしょうか?「縁起でもない」と避けられがちなこの問題。国を挙げて真剣に議論するタイミングがきているように思います。

本ページ:「樹木葬」を選択肢として考える(2014/5/21)

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