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「子供がいなくても安心できる社会づくり」の第一歩:11月3日のセミナー

2017.10.09

今の会社への違和感

11月3日に、「私の老後、誰が面倒見てくれるの? ~今から知っておきたい、成年後見制度~」と題したセミナーを開催します。
開催にあたって、いくつか質問をいただきました。
代表的なものは以下の2つ。

「成年後見制度についてなら無料のセミナーもあるのじゃないの?」
「まだ早いのではないか?(親の世代の話だよね?)」

今日のブログはこの問いに答えます!

(1)「成年後見制度についてなら無料のセミナーもあるのじゃないの?」
→無料や低価格のセミナーとは目的が違います。
ありたい未来を自分たちで創るネットワーキングが本当の目的です

はい、検索すると、1回の短時間のセミナーは低価格です。「無料」と謳ったものもあります。
(意外と多くはないですが)

主催者を見ると、行政や行政に近い社会福祉法人のものが多いようです。
また内容を見ると、「市民後見人」としての任務を担うことを前提として、その事前学習の位置づけになっているものもあります。いずれにしても、比較的近い将来に制度を利用すること(後見される/後見人となる)を前提としています。
確かに制度の概要を知るだけであれば、こうした低価格の説明会に参加するのもよいと思います。

でもね、あえて私がセミナーを今回、企画したのは、制度の概要を知ることだけが目的ではないのです。
「子供がいない」人生を歩む人間同士のネットワークを作るきっかけにしたいのです。

そして、そのネットワークは、「身体が動かなくなったから面倒見る」といった個人同士の助け合いのためのつながりではありません。
いざとなった時に頼れる子供がいない人間でも安心して自分らしい人生を全うできる社会を創っていくための、仲間を想定しています。

後見制度だけではなく、年金や雇用問題など、先のことを考えると心配ばかりが募るのが今の日本社会。
でもね、政府や行政を嘆いていても始まらない。
私たちは、ビジネスの経験も豊富な立派な大人です。
だとしたら、力を合わせれば、自分たちが「こうありたい」と思う社会を作っていけるのではないでしょうか。

そうした個人個人の思いに根差した場にしたいので、スポンサーはありません。
企画主である私と、講師の弁護士、國澤さんの実費と稼働に見合う最低限のリターンを得る金額として、セミナー参加費を設けさせていただいています。

(2)「まだ早いのではないか?(親の世代の話だよね?)」
社会を変えていくためにも、自分を変えていくためにも、時間は必要なんです。

(1)でも書いたように、このセミナーをこれだけで終わらせるつもりはありません。
取り組み自体は柔軟にしたいと思いつつ、目指しているのは「子どもがいなくても安心して老後を迎えられる社会」を創ること。
だとしたら、時間はかかりますよね。
まだ現役のうちに、こうした勉強を始めることをお勧めする理由は、この「時間」にあります。

また、私たちのエネルギーも、年と共に減っていきますから、元気で体力気力もあるうちに、できる限りの手は打っておきたいと思っています。

私がFacebookページ「子どものいない人生を考える会」を立ち上げたのが約5年前。
昨年来、「子どもがいない」生き方に焦点が当たる機会が増えたこともあり、やっと社会の中の一つの「流れ」として成立した感があります。
これを実のあるものにしていくには、おそらくもう何年かかかるでしょう。
そう考えると、自分の「老後」の問題に直面してからでは遅いと思うのです。

こんな思いでセミナーを企画しています。
「子供がいなくても安心できる社会づくり」に共感していただける方には、ぜひ参加いただきたいと思っています!

▼セミナー「私の老後、誰が面倒見てくれるの? ~今から知っておきたい、成年後見制度~」
詳細・申込はこちらから

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