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一人では学べない茶道

2015.11.30


先週末、お茶会に出席してきました。

このお茶会は、前に通っていた茶道教室「茶道鳳門」が十周年になるのを記念したもの。
これまでご縁のあった社中の皆さんが勢ぞろいです。

40過ぎて「こんな歳で初心者でよいのか?」と思いながらこわごわと通ったのがこの教室。
その後、引越しで別の教室に移ってしまったものの、茶道の楽しさを教えてくれた思い出深い場所です。
私にとっては、お茶への姿勢、ライフスタイルといい、いつまでも師であることは間違いありません。

ホテルでの会食のあと、近くの庭にあるお茶室でお茶会。
久しぶりに会う社中の皆様とのお話も楽しく、先生もお変わりなく、幸せな一日でした。

そこで先生がおっしゃった「お茶は一人では学べない」という言葉が心に残っています。

お茶は、点前をする亭主と、お茶をいただく客と、双方の立場でそれぞれ学ぶことがあります。
「主客一体」「一座建立」といわれるように、亭主と客とが一緒に席を作るのが茶道の思想です。
そういう意味では、プレイヤーとして演奏を学ぶ楽器やスポーツとはちょっと性格が異なるのです。

それ以上に、「一人では学べない」というのは「学習」という行為の本質を表している気がします。

亭主側でも客側でも、一人で稽古をしているときは気が付かないことを、他の人の稽古を見ているときに、はっと気づくことがたびたびありました。

一般にややこしいといわれるお点前の手順は、実は「合理的」といわれます。
しかし、私にとってはどこが合理的なのか、最初のうちはまったく理解できませんでした。

ところが、ある日、他の人の稽古を見ているうちに、道具の配置を手の動きが、自然に流れるように構成されているのに気づいたのです。

一人で稽古していると、つい目の前のことに囚われてしまいます。
他の人のものを見ていると、第三者の立場からその点前を見つめなおすことができます。

第三者の目を持つことの効用に気づくことができたのでした。

習えば習うほど、いろいろな気づきを得られる茶道。
しばらくやめられそうにありません。

 

 

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