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【研修報告】キャリアデザインとアンガーマネジメント

2016.07.12

<妙に楽しそうな講師…>

暑い日が続きますね。そろそろ梅雨明けでしょうか…。

先日、某金融機関の女性社員向けのキャリア研修に登壇してきました。
30代を迎える直前の方たちが対象で、今後をどう過ごしたいか、そのためにはどんな力を身につけていったらよいかを考えていただくものでした。

現場業務の中心を担っていく世代。周囲を巻き込んでいく力も必要とされます。
一方で、女性の30代はプライベートにおいてライフイベントの多い年代。
実際にイベントが起きるにしろ起きないにしろ、転機を迎える人も多いと考えられます。
その転機を乗り越える力の一つとして、「アンガーマネジメント」をとりあげました。

実はキャリアの文脈でアンガーマネジメントを取り上げることは、私にとってはよくあることでした。
怒りは、キャリアの曲がり角で発生することも多いからです。
怒りにまかせたキャリアの選択を後悔していたり、逆に怒りをエネルギーにして何かを到達したり…
うまい怒り方をお伝えすると同時に、ポジティブな方向に怒りのエネルギーを使うためにどうしたらよいか?といったことを研修の中で考えるようにしてきました。

しかし、今回の研修では、アンガーマネジメントをこれまでとはちょっと違う角度から取り上げました。
特にじっくり掘り下げてもらったのは、自分のキャリアにおいて、どんな「べき」があるかということ。

「怒り」が発生するメカニズムは、自分の持つ「●●であるべき」という理想に対し、現実が裏切る時に生じるものです。
しかし、「べき」は人それぞれ異なるもの。
今回は、お互いの「べき」を明らかにしていくことで、それぞれが自分の「べき」を持っており、
どれも善悪で判断できるものではないことを実感してもらいました。

加えて、キャリアという観点からは、「べき」の中でも自分に対して持つ「べき」に気づくことが大事です。
通常の「アンガーマネジメント講座」では、他人や世の中に対する「べき」を取り上げますが、今回は自分に対して持っている「べき」についても気づいてもらうように促しました。

たとえば、母親の干渉が強く、大人になっても自分の判断を尊重してもらえない女性の場合、
母親に対して「子供の意思を尊重すべき」という「べき」を持っていますが、
同時に「子供は母親を悲しませるべきではない」という「べき」も持っていることが往々にしてあります。

自分の「べき」は、気が付かないうちに、自分を束縛しています。
その束縛は他人の責任だと思って怒りを感じていても、実は自分で自分を縛っていることも多いのです。
「自分で自分の「べき」に気づき、うまく処理してくださいね」…そんなことをお伝えしました。

実は私自身が、自分の「べき」で自分を縛っていました。
もっと早くに気づいていれば…そんな思いで若い人たちにメッセージを贈ったつもりです。
今すぐでなくても、いつか思い出してくれると良いなあ…

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