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前より少しは成長できたかな、と思えた話

2016.09.09

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<同じような状況でも逃げずにいられるようになったよ>

9月に入り、そんなに忙しいわけでもないのに、一つ一つの出来事のインパクトが大きくて、翻弄されている今日この頃です。

昨年度に実施した研修をリピートでご指名いただけたということで、お客様企業に打ち合わせに行ってきました。
(その研修、こちらのブログでも触れています)

リピートいただけることは大変ありがたいのですが、どこか気が重いところがありました。
昨年と同様の「研修」をすることで、お互いに協力し合える組織になるのだろうか?
本当にお互い疑心暗鬼になっている二つの階層の社員の心情が変わるのだろうか?
「研修」ではない、他の方法の方が効果的なのではないか?

そんな疑問が残ったままだったのです。

それでも研修として今の自分ができる精一杯の知恵をしぼって、昨年度からの見直しを提案しました。

で、打ち合わせしているうちに、「あれ?」と思ったのです。
昨年度の打ち合わせの様子と、ちょっと違うぞ。
そもそも、研修担当の課長ではなく、その上司が出席されているし…。

その会社では、昨年度の研修で出てきた社員たちの不安や不満の声を機に、その後、会社の方針を伝える機会を増やしたり、社員の意見を聞く定期的な会を設けたりしてきているのだとか。

私が感じたのは、会社が「成果の出せる組織にしていこう」「そのためには社員主体的に協力していけるような施策を考えよう」といった機運でした。

「去年の研修で出された声を無駄にしてはいけないと思って」
講師としては、涙が出るような先方の課長さんの言葉です。

研修受講者が不満を募らせているのは、事前にうかがった状況からわかっていました。
それに触れずに済ますこともできましたが、私はあえて出すだけ出してもらおうと思って臨みました。

そう思ったのには、講師になりたての頃、同じく制度変更による不満を抱いていた受講生向けの研修を行ったときの体験があります。
私のふとした発言がきっかけで、会社への不満大会になってしまった研修。
私はそれをうまく受け止めることができませんでした。
けっして講師評価が悪かったわけではなかったのですが、「受け止められなかった」という後悔は、後々まで残りました。

逆説的かもしれませんが、外部の「研修講師」ができることは限界があります。
だからこそ、その限界内で最大限のことをしなくてはいけないと思います。

講師なりたての頃にはそこまで考えられなかったなー。
お客様の言葉もうれしかったのですが、自分自身の成長も感じられたのが、非常にうれしい体験でした!

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