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シナリオ・プランニングの概念が変わった

2014.05.22

こんにちは。キャリアコンサルタントの朝生です。
ブログの更新も滞りがちで大反省…書きたいことが次々と出てきて、逆に書ききれないんですよね、私の場合(いいわけです…)。140520シナリオプランニング

さてその名もずばり「シナリオ・プランニング」という本が翻訳出版されました。その著者のウッディ・ウェイド氏来日記念トークイベントがあったので参加してきました。

<シナリオ・プランニングとは>

 企業や組織の事業計画は、直近の実績やトレンドに基づいて立案されるのが一般的だが、未来を過去と現状の延長としてとらえる方法では、不連続な環境変化が起こった場合に適切な対応ができない。そこで起こり得る未来を「シナリオの策定」という形で仮想的に経験することで、意思決定者が(心の準備を含めて)事前に対策を練り、変化の予兆を見逃すことなく、不確実性に対応できるようにする手法がシナリオプランニングである。
(ITメディア 情報システム用語辞典より)

石油メジャーのシェルが、この手法を使って1970年代のオイルショックに備え、大躍進を遂げたことでこの手法が注目されました。

 

そこで、目から鱗だったのは、シナリオを描く過程は、一人で行うものではないということです。

シナリオ・プランニングを用いた例として、モデレーターの野村恭彦さんが取り組んでいる「フューチャー・セッションズ」のいろいろな取り組みが紹介されました。
ある化粧品会社では「男性の未来」と題して男性、女性問わず議論が行われた例、
東日本大震災の被災地でもある東松島での地域再生のセッション…
企業、行政問わず、未来を考えることに、多くの多様な人が参加している例が紹介されていました。

私のシナリオ・プランニングのイメージは、シェルのように、ある特定の企業が競争をいき抜くための戦略思考であったのですが、そのイメージが打破されたのです。

むしろ、みんなで力を合わせて未来について考えることを通じて、主体的に「より良い未来」を作り出していくことにつながる可能性を感じました。「競争」ではなく「共創」ですね。
単なる「起こることを予測し備える」という受け身ではないという点が、オイルショックの時代から、シナリオプランニングも変質してきています。
もし今の手法でシェルが未来を予測したなら、OPECを巻き込んで、産油国にもメリットのあるWin-Winの未来を創ろうとしたかもしれませんね。

そして不確定要素がますます増えていく今の世の中、企業の戦略だけでなく、個人のキャリアにおいても、シナリオ・プランニングのような発想と手法が重要になってくるのは間違いありません。
私はそんな時に支援できる力をつけていきたいと感じたイベントでした。

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