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しなやかに、そしてしたたかな生き方を見つける「生き方ドック」

2015.04.22

20150418生き方ドック打ち上げ - コピー

年明けから始めた「40代キャリア女性のための生き方ドック」が3月で全3回を無事終了しました。
前の週末、メンバ―の一人のご自宅で参加メンバーが集まり、打ち上げを兼ねた食事会が開かれました。
写真はそのときの写真です。
40代だから4本のろうそく。
年輪を重ねたバウムクーヘンというのが、大人の女性らしくてまたいいでしょ?(笑)

この「生き方ドック」は、40代の組織で働くキャリア女性の個別相談を受けるうちに、同じようなバックグラウンドを持つ人同士がお互いに学びあうのが効果的ではないかと考え企画したものでした。

長い間の経験で、身につけてしまったプライドなどの「贅肉」や、思い込みのような「固くなっている自分」に気づき、本来の自分らしさを発見するのがこの「生き方ドック」です。
でも自分のことより、他人のことのほうが客観視できてわかりやすいのが人間の常。
だからあえてワークショップ形式をとったのです。

驚いたことに、企画・開催した私の予想を越えて、参加者がお互いに学びを深めていかれたのでした。

「今まで自分の評価のことばかり気にしていた。私が実現したいことはそんなことじゃなかったんだ!」

「(ストレスとなるような苦手な相手に対し)自分が言いたいことを我慢すればよいと思っていたけれど、そうか、それ以外の対応方法もあるんだ!」

そんな発言が飛出してきたときには、鳥肌が立ちました。
人が変わる瞬間の音が聞こえた気がしました。

 

一方で、全く私が想定しなかったことも。
それは、参加者から一様に、自分の課題を男性社会との対立によるものとして話していたこと。
たとえば「男性社会でどうふるまったらよいか、私達ってあまりにも鈍感すぎたよね」といった発言があったのですが、それって本当に性差によるものなのかな…?と、私自身は正直、いまひとつぴんときていませんでした。

そんな「?」も、打ち上げの席で話していくうちに、少しずつ氷解しました。

40代のキャリア女性は非常にまじめです。
会社が期待していることに応えるべく、頑張り続けます。
だから会社から評価され、その経験が彼女自身の成功体験になります。
そこには、「会社のいうことは正しい」という会社への信頼が前提にあります。
そして努力すれば会社は報いてくれるはずという期待にもつながります。
ところが、40代に入ると努力して自分の仕事の成果を出すという基準以外のもの、たとえば政治力やポジションの数といったものが、評価に影響する比率が大きくなってきます。
努力して今まで通り成果を出しても、会社は以前のように評価してくれなくなる。

男性はそんな社会で長年務めてきました。
というか、男性がそんな仕組みの社会をつくってきたのです。
だから自ずと男性は、男性の先輩から、その社会の仕組みや慣習について学ぶ機会を得てこれたのです。

女性はその仕組みづくりの仲間には入ってこれませんでした。
だから仕組みを教えてくれる女性の先輩はほとんどいません。
また男性社会の中で異分子であるため、男性の先輩から教えてもらえる機会も圧倒的に少なかった。
ものごとを性差のせいにする気はありませんが、女性と男性の部下がいたら、圧倒的に多い男性上司は、自分と同性の部下の方と密なコミュニケーションをとるのが自然だと思います。

女性は会社という組織での建前と本音を踏まえたふるまい方を学ぶ機会が、男性と比べて圧倒的に少ない現実。
それが、評価されないことに対して、男性vs女性という対立構造で理解しようとする考え方につながったのだと思います。

現実は現実。

男性社会だと嘆く前よりも、自分の「女性性」を含めて、何が自分らしさなのかを見出すことが幸せになる近道であると思うのです。

「自分らしさ」がわかるからこそ、それをどう活かしていくかを考える出発点になるから。
性差に限らず、自分と異なる価値観との対立は生きていくうえでつきもの。
でもその違いが「自分らしさ」につながる。
その違いをどう活かすかが自分らしい生き方なのだと思うのです。
組織の論理と自分らしさを対立概念のように捉える必要はないです。
さまざまな経験を積んだ大人だからこそ、自分らしさを活かしていける道を見つけることができるはず。
しなやかに、したたかに…私も大人の女性らしいそんなふるまい方を目指したいなと、思っています。

 

▼しなやかでしたたかな、キャリアの歩み方を考える「生き方ドック」は5月30日開講予定です。
詳細はこちらからご覧ください。

 

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