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人生を教えてくれる「ポケモンGO」

2016.08.12

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学校が夏休みに入ったと、ほぼ同時に、スマートホン向けゲーム「ポケモンGO」がリリースされました。
ゲームの類は、インベーダーゲームの時代から(古!)ほとんど興味がない私ですが、このゲームはすぐに始めました。
任天堂のDS時代のポケモンもアニメもほとんど知りませんが、リリース直前に開発に携わった人のお話を伺う機会があり、従来の閉じこもり系・射幸心あおり系とは違うと聞いて興味を持ったからです。

このゲーム、巷では歩きスマホを助長する危険性が指摘される一方で、家に閉じこもるのではなく街に出ていく健康面での効能を謳う人もいて、賛否両論があるようです。
現時点でレベル14になんとか到達した私は
「ううむ。これは人生のセーフティーゾーンに止まっていてはいけないというメッセージが込められているのでは…」
と、感じています。
それは人生全般に共通する学びであるとも思えます。

■街に出てセーフティゾーンを離れることからスタート

まず家にいては、ゲームそのものが始められません。
外出しないとポケモンそのものに出会えません。
また、ポケモンを捕まえたり育てたりする道具をもらえる「ポケストップ」も、街のランドマークに設定されているので、その近くまで行かないと得ることができません。
このあたりが、「街に閉じこもって行うこれまでのゲームと比べ、健康的だ」と言われるゆえんです。

■捨てないと新たなものを得られない
持てるポケモンや「道具」に制限があるのも人生によく似ていると感じました。
コレクターよろしく、ひたすら町で「道具」やポケモンを集めていると、そのうちに「いっぱいでこれ以上得られません」というメッセージが出るようになります。
ため込んでいる道具を捨てたり、ポケモンの場合は「博士に送る」などして、自分から手放さないと、新しいものを得られない仕組みです。

■自分を強くするのは「経験」
加えて、課金の仕組みも特徴的です。
コンプガチャ系については詳しくないのですが、お金をかければかけるほど強くなるような仕組みであると聞いています。

それに対し、ポケモンGOは、強くなるには出歩く必要があります。
また卵を育てたり、街に設定された「ジム」で戦うなどの、実践の経験値を積まないと強くなれません。
お金を投じて道具を得られても、多少、ポケモンを得られる時間が短縮されるぐらいの効果しかないのだとか。
本当の強さは、負けることを恐れず実戦を経験しなくてはならないのです。

若年者のキャリア支援をする方がポケモンを素材にしているという話をうかがったことがありますが、こうした教訓がこめられているのであれば納得できます。
大人を対象としたものでも、キャリア教育の教材にできそうですね!

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