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着物で英語プレゼンコンテストに挑戦!

2015.08.31

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「英語プレゼンコンテスト」とは、私の参加する英語勉強会の一つの活動です。
昨年「ずるい英語」で話題になった青木ゆかさんの主催する勉強会に参加するメンバーの有志が、10分間の英語プレゼンに挑戦するというもの。日常会話できることを目指して英語を勉強するより、何か一つ話したいテーマを絞って勉強したほうがマスターしやすいという、ゆかさんの考えをもとに企画開催されています。

第7回を迎える今回、私も初めてスピーカーとしてエントリーしました。選んだテーマは「着物と私」。(「King &I」にかけたつもり)

エントリーしてから足かけ4カ月。…かなり苦戦しました。
英語そのものにも苦戦したのですが、それはちゃんと青木さんやネイティブ講師に指導していただけます。
問題は、「何を話すか」でした。

当初、着物の構造や起源と日本文化の特徴とを紐づけて話そうと思っていました。しかし原稿を作って読んでみると、なんだかレクチャーを聞いているようで面白くない。自分のことという感じがしないのです。

そこで自分が着物を着るようになり、どんな変化があったかを書くことにしました。、

別に書いている着物のブログ「汗と涙の着物生活」のタイトル通り、私は着物を着始めた頃、なかなかうまく着られませんでした。
着物は直線裁ちでできているので、折ることで体の曲線に合わせていくのですが、生来の不器用さもあってどこをどう折りたたんだら自分の体に合わせられるのか、そのセンスがまるでなかったのです。そのことに気づき、自分の体の特徴をよく観察するようになりました。

また着物を着ることで、それまでは敬遠していたフェミニンなデザインのものも自分に合うことがわかりました。

自分の気づかなかった側面を着物によって知ることで、他人にも表からは見えない隠された側面があるのではと思えるようになり、寛容になれた気がします。

…と、そんなことをプレゼンしたのでした。

この内容に至るまで、何度書き直したでしょうか…。
コンテスト当日に先立つ1週間、ハワイに旅行してきたのですが、ビーチサイドのデッキチェアで、PCを離さず、何度も原稿とスライドを書き直すはめに陥りました。

そんな苦労が実ったのか、結果は投票同数1位の準優勝(オブザーバーの投票によって優勝が決まる)!
私の着物への思いが通じたようで、うれしかったです(^O^)/

効率だけを考えたら、着物を着る生活はけっして効率的とは言えないものです。
それでもさまざまな発見があり、自分の世界を広げることができました。
子供の頃から着物になじんできた人と違い、40歳を過ぎてからの着物生活。
いまさら・・・と思う人もいるかもしれませんが、世界の広がりを考えると、思い切って着物生活を初めてよかったと心から思っています。
プレゼンエントリーで、そんなことにも気づけたのでした。

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