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「営業部長 吉良奈津子」は実は”育休明け復職女性”がテーマではない?

2016.08.08

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あまりドラマは見ないのですが、今クールは、育休明けフルタイム勤務女性を描いていると聞き、フジテレビの「営業部長 吉良奈津子」を楽しみに見始めました。

しかしこのドラマ、「あれ?」と違和感を覚えることが、かなりあります。

そうした違和感の一つについて分析したものを寄稿しました。
BLOGOS「営業部長 吉良奈津子」はなぜスタートダッシュに失敗したか?」

実はこの記事に書いた「働く女性の葛藤」の他にも「育休明け女性の両立への奮闘ぶり」がテーマのドラマのようでいて、実は違うことがテーマなのでは?」と感じており、そのことを最初は書こうと思っていました。

なぜそう感じたのか?今回の人物設定でものすごーく違和感を感じていることがあります。
それは主人公の奈津子が、えらく強気一辺倒で上から目線のキャラクターであること。
第1回の放映では、そのせいで育休前のクリエイティブ職時代に、顧客を1社失ったことが描かれていました。
このことが、「育休明け女性の両立への奮闘」する主人公への共感を、減じてしまっているように思えるのです。

CD時代は賞を獲得し、指名する顧客も多かったようです。
そのことに有頂天になっており、番組のナレーションでも「女王様」と呼ばれているほど。

だとすると、復職後の畑違いの営業への配属も、無理はないと思えてしまうのです。

上司は、ひとりで仕事の成果を出したような気になっている奈津子に対し、
・広告は、クリエイティブ職だけでなく、営業との協力があってこそということを学んでほしい。
・将来、管理職としての幅を広げるなら、営業も経験しておいてほしい。
…と思って配属したのでは?
と考えると、むしろ営業部への配属は理にかなっているし、配慮あるものといってもよいぐらいです。

現実には、育休明け女性は、復職後の「配慮」という名の閑職への異動のような、理不尽な対応に悩んでいます。
だとすると、吉良奈津子自身は一生懸命やっていて、人望もあったにもかかわらず、会社の都合で希望しないポジションに異動することになった…としたほうが、共感を得られたのではないでしょうか?

…と、そんなことをつっこみながら、第3回放映まで見てしまった私です。
次は、期待通りにリアルな働く女性を描いてくれるのではないかと、期待がまだまだ残っているのです…。

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