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【掲載報告】…からの後日談。「セクハラで失敗した人は、どうしたら再起が許されるか?」

2018.06.02

前にもブログでご報告しましたが、元NHKの登坂淳一アナウンサーが、過去のセクハラを理由に、民放新番組のキャスターを辞退したニュースについて書いた記事がありました。
この記事が、意外な出来事につながりました。

この記事を書いたのは、3月のこと。
その後、財務省の福田時間のセクハラが大きな話題になったこともあったのか、5月になってハフィントンポストやYahooニュースといったメディアに、このコラムが転載されています。

それを読まれたらしく、某ネットメディアから取材依頼がありました。
40代男性をターゲットとしているそうで、
「セクハラで退職を余儀なくされた男性に対し、どのように転職活動を行ったらよいかアドバイスがほしい」
という依頼でした。

うーーーむ
「まず反省しろ」としか、言いようがないんですが(笑)

依頼された内容は、一見「セクハラでの退職の理由を糊塗して、上手いこと転職するためのテクニック」を求めているように見えます。
私はそんなテクニックは、知りませんし、たとえあったとしても、使うことをお勧めしません。
表面を繕っても、本質的な問題解決にはならず、再犯の可能性が高いからです。

また、私はハラスメント加害者のカウンセリングはしたことがありますが、「転職相談」という状況では経験がありません。
ですから、実体験に基づいたテクニックのアドバイスはできませんし。
そもそも、日本で退職に追い込むほど、セクハラに厳しい対応をしている会社は少ないと思います。
また、女性のカウンセラーに、「自分はセクハラで退職することになった」と、正直にはなかなか言わないでしょう。

依頼してこられた相手には、そういった事情をお伝えしたうえで、「転職のためのテクニックについてはコメントできません」とお答えしました。
そうしたら「企画そのものを考え直す」という回答をいただきました。
セクハラを容認していると受け止められかねない企画と気づかれたのだとよいのですが…。

「セクハラ退職を隠したい」という気持ちはわからないではありません。
でもそれでは問題の本質的解決にはならない…そのことにメディアにも気づいてほしいと強く願います。

※画像はハフィントンポストの記事より

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