今年も登壇 「講師向け アンコンシャス・バイアス研修」
2024.09.17
数ヶ月前の話で恐縮ですが…
ここ数年、毎年、6月には講師の方向けに「アンコンシャスバイアス研修」に登壇しています。
講師向け?
そう、現役講師の方に向けて、アンコンシャスバイアスのコンテンツ提供とそれに付随した講座を行うのです。
ガイアモーレ株式会社さんの企画で、女性活躍推進のプロジェクトの一環で始まったもので、今年で5年目になりました。
毎年、内容の見直しを行なっているのですが、今年は特に「研修受けた後の受講者の心理とその変化」について講座で取り上げました。
アンコンシャスバイアスは、思い込みとも言われますが、中には自分が強く信じていたものを見直し否定することにもつながる場合があります。
そうふると、まるで自分や自分の人生そのものを否定されたように感じ、強く防衛的に反応する人も出てきます。
私自身も例外ではありません。例えば定年制は年齢差別ではないか?と問われた時、「組織の新陳代謝には不可欠なのに!」と、これまでの慣習をもって反論しました。
私は割とルールをきちんと守ることを是としてきました。が、そのルール自体がマイノリティに不利になると知った時、混乱してしまい、今までの慣習にしがみつこうとしたのです。
今年は、受講された方からも同じような体験をしたという声が聞かれました。それは、アンコンシャスバイアスが単なる知的好奇心を満たすものとして扱われたのに止まらず、お客様の大事な核の部分に触れたからではないかと思うのです。
アンコンシャスバイアス研修も、その意義や実施方法について、曲がり角を迎えているのかもしれません。