【実施報告】「子どものいない人生を考える会」オフ会
2017.05.18
5月14日に、Facebookページ「子どものいない人生を考える会」のオフ会を開催しました。
参加いただいた方は、「子どもがいない」ことだけは共通ですが、バラエティーに富んでいました。
男性、未婚、離婚経験者、子どものいない夫婦、不妊治療経験者、未経験者などなど…。
特にテーマは設けず、でも普段、子どものいないことで「もやっ」としていることを語り合うのがこの会の目的です。
まず出てきたのは、不妊治療の辛さ。
「子どもができるのは、あたりまえ」と思ってきたのに、それが叶わなかったことで、自分の能力を否定されるような気持になってしまったと話されていました。
一方で、「不妊治療もした結果、子どもができなかったことで、離婚に踏み切れた」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
もともとパートナーに対する信頼感を失いつつある中で、「子どもができたら、相手は変わるかも」と期待して治療に取り組んだのだとか。
しかし、結果が出なかったことで、「やはりこの人と人生を共にするのは難しいということだ」と腑に落ちたのだとか。
「子どもの虐待などのニュースを見ると、なぜあの子は、うちに来なかったのだろう?と思ってしまう」と感じる人もいれば、「子どもが欲しいと思ったことはなかった」と言う人もいて、子どものいない人生の捉え方も様々であることが、改めてわかりました。
そんななか、問題意識として共通であったのは、将来のこと。
子どもがいれば、100%とはいわなくても、最終的に老後や死んだ後のことを任せられる人がいる。
しかし、子どもがいない人は、自分の葬式を誰にゆだねるかを準備しておかないとならない。
そして、そこまで生きるための経済的な準備も必要ですね。
また子どもがいなくても、次世代育成に関わる方法は結構あるということも、情報交換の中で出てきた話です。
今後は、こうした不安や要望にお応えできる情報発信も充実したいと考えています。
ご参加の皆様、どうもありがとうございました。