「自分たちのバイアス」と「社会のバイアス」——みらいビジネスラボ講座での考えたこと
2026.07.24
先日、定額研修サービス「みらいビジネスラボ」にて、2つの講座に登壇いたしました。
1つ目は「アンガーマネジメント」、そして2つ目は「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」です。
支援の現場に立つからこそ見える「社会のバイアス」
今回の講座には、難民支援に携わる法人や、高齢者介護事業で働く職員の方が参加されました。いずれも、日常的にマイノリティの方々を支えることを仕事にされています。
アンコンシャスバイアス講座の基本構成は、「自分自身や自組織・職場におけるバイアスに気づき、それにどのように対処していくか」を自省し、行動に移すというもので、多少演習や伝える内容はカスタマイズしているものの、基本構成は他の研修と同様です。
しかし、受講者の皆さんのワークでの発言や対話を聴いているうちに、いつものアンコンシャスバイアス研修とは少々異なる雰囲気が伝わってきたのです。
それは、「自分たちの職場」だけでなく、「自分たちが支援している方々が、日々社会から向けられているアンコンシャスバイアス」に対しても、受講者の方が問題意識や葛藤を抱えていらっしゃる、ということでした。
支援の成果をさらに高めるために、私たちができること
半日という限られた時間の中では、どうしても個人の認識や職場内のアプローチが中心となり、社会という大きな枠組みでのバイアスを深く掘り下げて議論することまでは難しいところです。
講師として講座を終えたあと、「もしもっと時間があったなら…」という多少の悔しさと、今後の課題が見えてきました。
支援に携わる方々が、自分たちの提供するサービスの成果をより高め、当事者の方々がより生きやすい社会をつくっていくために、社会の中に潜むアンコンシャスバイアスにどう向き合うか。
それらのバイアスにどう対処し、周囲や社会に働きかけていくか。
そして、仕事を通じて感じる社会への「怒り」を、公正な社会を実現するためのエネルギーにつなげるための方法論とは?
そうした「一歩踏み込んだ対話と探求の場」を、いつか受講者の皆さんと一緒につくり上げたい。そんな想いが湧いてきました。
今回の受講者に、私自身も多くの学びと刺激をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、そして素晴らしい機会をくださった「みらいビジネスラボ」関係者の皆さま、本当にありがとうございました!
個人の力を組織力へ。ダイバーシティ推進・ミドル活性化は朝生容子へ