日経新聞夕刊の小説「ポワールのソルベ」に学ぶ老い支度
2026.04.28

年老いてからの恋愛を「凍梨の恋」というのだそうだが、それをテーマにしているのが、今、日経新聞夕刊で連載中の「ポワールのソルベ」。中島京子さんが、ちょっとユーモアをもって「老いらくの恋」を描く。
老いらくの恋か、私には縁がないなあ…と感じつつ読み続けていたら、ここに来て急に親近感湧く展開に。主人公の二人が同居することになり、お互い、もし介護が必要になったら、その担い手は誰がするのか?と、…親族を巻き込んでの思惑入り乱れる展開になってきた。
建前だけではないリアリティあふれる会話のやり取りに、つい自分の将来を重ねて読んだ。というのも、片方の主人公くるみはシングルで子どもはいない。が、親族である妹と、その子孫が登場する。彼女自身は児童文学作家として生きてきたが、妹は地元で結婚して子どももいる。愛する人と、共に、田舎に引っ込もうとする姉を案じる妹のセリフが、まるで私の妹が話しているかのように感じられてしまう。
やり取りを読みながら感じたのは、自分がどう行きたいのかと言う軸を明確にしていくことの大切さ、理想はともかく、これだけは避けたいと言うことをこれからの人生少しずつ確認していく必要があるように感じた。くるみが、東京駅で転んで骨折したのを機に、大都会での生活を見直したように店
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