【掲載報告】ハフィントンポストにインタビュー掲載「少女マンガと女性のキャリア」
2017.03.30
少女漫画と女性の働き方について、インターネットニュースのハフィントンポストにインタビューを掲載いただきました(常用型人材派遣会社のミラエールさんがスポンサーの記事です)。
これまでも、漫画は好きで、ちょこちょこと読んでいましたが、改めて「働く」ことを軸に、読み返したり、新たに読んでみたりするうちに、漫画が時代性を強くもっていることを再認識しました。
たとえば、70年代に、「働く女性」が少女漫画に登場し始めます。
しかし、それは「職業婦人」といった呼び方をされるなど、社会においてもまだ特殊な例というのが見て取れます。
また結婚によって主人公の女性の恋愛が成就すると、その先は描かれていません。
女性が働くことが不通になってきた90年代、
働き続けることを前提とするようになったのが、21世紀になってからです。
インタビューでは割愛されていますが、最近ドラマになった「東京タラレバ娘」でも、「恋だ、結婚だ」と騒いでいる主人公たちも、結婚によって仕事をやめることは考えていません。
仕事に対する姿勢は、あくまで仕事の結果によるものでした。
働くスタイルも、ライベートが大事と割り切るタイプもいれば、仕事に人生すべてを没入させるタイプも見られるようになったという具合に、多様になってきています。
自分と同じタイプの主人公ばかりではないところが、キャリアカウンセラーにとって、非常に勉強になるところですね。
しかし、まさか親に隠れて読んだ漫画が仕事になるとは…
人生のめぐりあわせというのは、面白いものです。
無駄になることは何もない…そんな言葉が思い出される仕事でした。