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【研修登壇報告】大学におけるハラスメント防止研修〜カスハラ対策からアクティブ・バイスタンダーまで〜

2026.07.19

こんにちは、オフィス・キャリーノの朝生です。

先日、ある大学にて「ハラスメント防止研修」の講師を務めさせていただきました。

こちらの大学ではこれまでも定期的にハラスメント研修を実施されてきたそうですが、今回は「より具体的に、実践的に考える」をテーマに、1.5時間という限られた時間の中で演習(ワーク)も交えながら、ギュッと中身の詰まった時間をお届けしました。

💡 大学特有の「ハラスメントの二重構造」と法律のトリビア

大学におけるハラスメントを考える際、一般企業とは異なる一筋縄ではいかない「構造」があります。受講者の皆さまには、そんなちょっとしたティップス(豆知識)も交えて楽しく学んでいただきました。

 カスハラ(カスタマーハラスメント)の二重構造

今年の10月からいよいよ体制対策が義務化される「カスハラ」。大学にとっての“お客様(カスタム)”は、「学生」と「保護者」という二重構造になっています。ここが大学ならではの難しさです。

 「強者」と「弱者」が入れ替わる関係性

一方で、学生に対して教職員は、成績評価や進路指導などにおいて非常に強い影響力(パワー)を持っています。そのため、大学側が一方的にカスハラを受ける側になるわけではなく、一歩間違えれば教職員から学生への「アカデミアハラスメント(アカハラ)」に発展するリスクも孕んでいます。

 「パワハラ」の厳密な定義とは?

ちなみに、日本の法律における「パワーハラスメント」は、あくまで“職場での労働関係”を前提に定義されています。そのため、教職員から学生へのハラスメントは、厳密には(法律上の)パワハラには分類されないという、誤解されがちなポイントなども解説しました。

👥 知識の理解から「一歩踏み込んだ対策」へ

研修では、よくある座学だけでなく、具体的なシチュエーションになぞらえた演習を取り入れました。「こんな時、どう対応するのがベストか?」を自分事として考えていただくことで、現場ですぐに活かせる気づきを持ち帰っていただけたのではないかと感じています。

私は、誰もが自分らしく、安心して過ごせる環境をつくることこそが、ハラスメント対策の本質であり、非常に重要なことだと信じています。

制度や法律を正しく理解することは、あくまでその第一歩。

これからはさらに一歩踏み込んで、ハラスメントを目撃した周囲の人が適切に介入・サポートするアクティブ・バイスタンダー(行動する目撃者)」としての言動など、組織全体で守り合う仕組みや意識を育てていくことが必要です。

かなり盛りだくさんの内容でしたが、受講者の皆さまが真剣に、そして前向きにワークに取り組んでくださる姿が印象的でした。今回のメッセージが、少しでも日々の学内環境づくりのお役に立てれば幸いです。

ご参加いただいた教職員の皆さま、そして企画に携わってくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました!

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