お茶会でお点前を失敗した話
この前の日曜日、習っている社中のお稽古を兼ねたお茶会がありました。
お茶を習い始めて7年。
今年は「上級」という許状をいただきました。
これからは「奥伝」と言われる世界に入ります。
具体的には茶道のマニュアル本には書かれていないこと、師匠から直伝でしか教えていただけないことを学ぶ過程になります。
(ネットの時代なので検索すると出てきますが(^^;;)
それなのに、ああ、それなのに…
お茶会でのお点前はぼろぼろでした(;_;)。
特に難しいお点前というわけではなく、何度もお稽古しているものだったのに…
お茶杓を清めるのをすこっと忘れていたり、
拝見に出すときにお茶入れを清めなかったり…
いつものお稽古では絶対しないようなことをしでかし、必死でごまかす羽目に。
それでも一番最初に人前でお点前を披露したときは、何も覚えていられないほど緊張していましたが、
今回はどこをどう間違えたのか、ちゃんと検証できるくらいの冷静さはありました。
実はお茶を習い始めたころに、自分の手帳に「お点前を人前で披露できるようになる」と書いたことがあります。
当時の私の目標だったんですね。
それがこうして濃茶のややこしいお点前を(失敗したけど)披露している。
そう思うと、失敗したなりに自分は成長できているのかもしれません。(←超ポジティブに考えてみた)
私が通っている教室の皆さんは、初心者の方ばかりで、
昨年、初めて社中のお茶会を開いた際は、お点前を披露できる人さえ限られていました。
それが今年は全員が披露。
着物も昨年は、手伝わないと切れない人が多かったのに、今年は全員が自分で着つけてこられていました。
こつこつと続けていると、いつの間にか自分が目標にしていたところに到達している。
そんなことを感じたお茶会でした。
私も失敗に落ち込んでいる暇はありません。
少しずつでも前に進まないとね。
2015/10/29 | その他、日々のことなど, 日本文化, 汗と涙の着物生活, 茶道
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