アンコンシャス・バイアスから組織改革
2025.09.12
先日、北海道のとある組織で「アンコンシャス・バイアス研修」に登壇してまいりました。(北海道、涼しくてうれしい・・・)
こちらでの登壇は6回目。昨年に始めた部長クラスの研修から始まり、徐々に階層と受講者の所属組織のエリアを広げてきました。
担当者の方の「自組織はこのままではいけない、変えなくては!」という強い問題意識から始まったこの研修。そのお気持ちを受け、単にアンコンシャス・バイアスを理解するだけにとどまらず、自組織のアンコンシャス・バイアスの影響を分析したうえで、その解決策まで考えます。(写真は、アイデア出しで使った付箋)
そして、そこで出された案は、その後、部門等の会議に付議されて実行段階に…というプランです。
これまでの提案では、「お茶汲み制度の廃止」が実現されました。
「!?」と思われた方…そうですよね、わかります。
数年前に「一般職」を「地域総合職」にして、制服も廃止したそうなのですが、まだ以前の「女性の仕事」が根強く残っていて、そこを何とか変えていかなくては…というのが、事務局の担当の方の問題意識です。
研修を行って気づいたのは、同じような課題意識を持っている人は意外と多いことでした。(もともと素直な方が多く、本音を出してもらうための仕掛けがうまく働けば、日頃の気持ちを率直に出してもらえるのはありがたいです)
「お茶くみの廃止」や、「役職名で呼ばずに”さん”付けにする」といった、習慣の見直しから、会議運営や人事異動などについて、共通の改革案が出てきました。
普段は課題意識があってもなかなか口に出す機会がなかったのか、研修での話し合いを終えた後の皆さんは、なんだかさっぱりした顔をされているように思えました。
しかし、すぐにでも改革が進むのでは…と思ったのですが、1年たって実現したのは「お茶汲み廃止」のみなのだそうです。「”さん”づけ」などは、賛成した人も非常に多かったにもかかわらず、いまだ実現せず。
それだけ、人の週間や規範は一度根付いてしまうと変えるのが難しいということの証左でしょう。それでも「アンコンシャス・バイアス」を切り口に、課題意識を顕在化できたことは意味があると思っています。
では次に打つ手は何か…それを考えるのも楽しみです。
個人の力を組織力へ。ダイバーシティ推進・ミドル活性化は朝生容子へ