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【掲載】シティリビング 「大学院・ビジネススクール」初めてガイド(の本音)

2016.06.08

160610シティリビング

オフィスなどで配布されるフリーペーパー「シティリビング」6/10号のビジネススクール特集にコメントが掲載されました。

こちらからディジタル版で記事がご覧になれます。

私自身が、働きながらビジネススクールに通学・通信でMBAを取得したこともあり、今回、白羽の矢が立ったようです。

今回の特集は、全体的に、社会人が大学院、ビジネススクールで学ぶことのメリットを強く訴求しているのですが、私は手放しで大学院進学をお勧めしているわけではありません。

以前に「専門職としてのキャリアを追求するのにさらに資格が必要?というご相談」でも書いたように、これまでの自分の経験と今後の目指すキャリアとの整合性がないままに、大学院に行っても、希望がすべてが叶うわけではないからです。

大学院進学には、多大な費用と時間の投資が必要です。
時間を投資した分、別のことを諦める必要も出てきます。

それでも大学院で学びたいか?
それだけの覚悟や意志の強さがなければ、希望通りのキャリアをかなえることは難しいでしょう。

入学までの過程には、さまざまな難関があります。
学校の説明会や見学会に始まり、エッセイ提出、推薦状提出、費用の準備…
進学の仕組みはよくできたもので、そうした難関を乗り越えさせることが、入学の意思の確認につながっているようです。

そうしたもろもろのハードルを乗り越える意思の強さがなければ、入学しても、働きながら大学院の授業についていくのは難しいでしょう。
会社を辞めてのフルタイム課程で勉学に集中できる環境であっても、周囲が働く中で自分ひとりが学生であるというのも、なかなか強いプレッシャーです。

社会人大学院を卒業して、得られたことで一番にあげられるのは、こうした苦労を乗り越えて育まれた根性かもしれません。

大学院を卒業すれば人生が変わるわけではありません。ただし、自分で成果を上げられる確率は高まります。

そのことさえ踏まえていれば、行動あるのみ。ちょうどこの時期は、各大学院でも来年度入学に向けた説明会などが行われる時期。

入学までの過程で考える時間はあるので、もし大学院進学に興味があるなら、さっそく説明会などの申し込みをしてみてください。そこで気がつくこともあるかと思います。

深く検討するのは、それからでも遅くありませんから!

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