Office Carlino個人の力を組織力へ。ダイバーシティ推進・ミドル活性化は朝生容子へ お問い合わせ 子どものいない人生ポータル

【職場における「子どものいない人」実態調査】~アンケート調査にご協力下さい~

2019.12.11

子どもがいる・いないに関わらず、すべての人にとって働きやすい職場づくり推進のために、「ダイバーシティ&インクルージョン研究会」という任意団体を立ち上げ、職場での子供のいない人の現状について、アンケート調査を行うことにしました。ぜひご協力ください。

■子供がいないことを理由に職場で不快な体験をした男性・女性へのアンケート

ここでは、この調査をするに至った経緯と心情をつづります。

私は2014年からFacebookページ「子どものいない人生を語る会」を運営してます。ページを立ち上げたきっかけは、とあるダイバーシティをテーマとしたシンポジウムでの体験でした。子供がいる人がいかに働きやすい環境をつくっていくか…それに終始していたのです。
子供がいない私は、そこではまるで「透明な存在」になったように感じました。
同様に感じた人が多かったのか、Facebookページはおかげさまで1000を超えるフォロー数となっています。

そのページが知られるにつれ、子供がいない人からの相談を受けることも増えてきました。そこで、子供がいないというだけで、人間としての尊厳を否定するようなことを体験した話も耳に入ってきました。

おりしも昨年、明治安田生活福祉研究所が行った調査で、「『子供なく肩身狭い』5割 30~40代後半の既婚女性」という結果が報じられました。

▼ご参考まで
8/20日経新聞報道「子供がいない人の意識調査」について思うこと

しかし、ここでは、具体的にどういったことが「肩身の狭い思い」につながっているのかは調べられていません。それどころか、別項目では、子供のいない人の中学生時代の親との関係の調査結果が挙げられており、思春期の親との関係が子供の有無に関係しているかのようにも受け取られかねないというを持ちました。
(ちなみに調査自体は男性も対象としており、既婚男性の4割も「ハラスメント」と感じる体験をしているとのことです)

それでは、自分で調査しよう…そう思って取り組んだのが今回の調査です。
子供のいない人に対する風当たりは、「職場」に限らず、家庭や社会全般でも感じます。しかし、まず「職場」に絞り、改善すべき点について問題提起をしたいと考えました。職場での問題提起が、家庭や社会に波及することを期待しています。

今回一緒に調査に取り組んでいるのは、小酒部さやかさん(NPO法人 マタハラNet 創設者)、松本亜樹子さん(NPO法人Fine(不妊治療者の互助組織)理事長)です。

松本さんはともかく、小酒部さんと一緒に、という点に、疑問を抱く方もいるかもしれません。子供のいる人が受けるマタハラと、子供のいない人が受ける逆マタハラ…利害が相反するのでは?と思われるかもしれません。

子供がいない人が抱いている「肩身の狭さ」の現状を明らかにしたからと言って、それは決して、子供のいる人との対立を深めようというものではありません。
私たちが実現したいと考えているのは、子供がいる人も、いない人も、お互いを尊重しあえる社会です。その点に、小酒部さんも共感してくださって、協力することになりました。

なお、集計したアンケート結果は、個人が特定されない形で記者発表させていただく予定です。
拡散&協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
————————————————————
約40問、所要時間は約5~10分です。
アンケート期間:2019年12月10日~12月31日の21日間
(※回答が集まらなければ調査期間を延長するかもしれません。)
————————————————————
【調査企画・実施】
◆小酒部さやか氏:
株式会社 natural rights 代表取締役
NPO法人 マタハラNet 創設者
◆松本亜樹子氏:
NPO法人Fine 理事長、Coach A.M.代表
一般社団法人 日本支援対話学会理事
◆朝生容子:
オフィス・キャリーノ代表、「子どものいない人生を考える会」主宰
【協力】
◆常見陽平氏:
千葉商科大学国際教養学部専任講師/働き方評論家https://forms.gle/bbtaWMLLAkTZbomM9

■子供がいないことを理由に職場で不快な体験をした男性・女性へのアンケート

←記事一覧に戻る

MENU

CLOSE