夏のロード「女性の管理職候補者研修アセスメント」
2021.07.30
ここ数年、夏の風物詩となっている某社の女性管理職候補者研修。
終わった後に一人一人、フィードバックコメントを返しています。
この研修は、事後に参加した女性社員の上司である部長と人事部と講師と三者面談を行うのが特徴です。フィードバックレポートをもとに、受講一人一人を今後、どういった業務をアサインして管理職任用まで育成するかを話し合います。
そのため、研修中は必死でメモ。研修会社の方にも協力いただき、複数の観点で観察し、最終的に講師の私がコメントを作成します。
そのため、私もこのフィードバックレポートに、どういった育成が必要かを記載しています。
スキルはもちろん、性格や年齢、家庭環境など、知っている情報を駆使して、私なりの考えを捻り出します。脳味噌が音を立てて沸騰しそうなくらい
私のコメントが、受講者の人生に影響するかもしれないとなると、真剣にならざるを得ませんよね。
また、部長まで巻き込んで取り組んでいるというその会社さんの姿勢を思うと、自ずと背筋を伸ばして取り組むことになります。
決して女性活躍が進んでいるわけではないこの会社。研修に選抜された女性たち自身も管理職任用に前向きなわけではありません。むしろ、後退りしている人の方が多いくらいです。
それでも、4年目となった今年、過去の受講者の7割が管理職任用されたとのこと。
今年の受講者の上司が、かつての受講者というケースも生まれました。
継続的、かつ、関係者を巻き込んだ取り組みに敬意を表さずにいられません。
こうした取り組みに関わらせていただけていることに感謝です。