つらいときに「学び」を
2021.07.15
先日、大学の先輩の児玉徳子さん主催のコミュニティ「定年(前)女子塾」で、「学び」をテーマにお話しいたしました。
貴重な機会をありがとうございました。
改めて振り返ってみると、会社以外の場でいろんなことを勉強してきました。
キャリアコンサルタントや産業カウンセラーといった、今の仕事につながる資格取得だけでなく、システムアドミニストレーションや簿記など、その時々の関心に応じて講座等を受講してきました。
中でも、MBAとキャリアコンサルタント資格は、人生の大きな選択に結果的につながったものです。
社内海外留学への応募が「結婚しているでしょ」と言われて断念することになったことから、国内でMBAを学ぼうと通い始めたグロービス。最初の転職のご縁につながりました。
不妊治療や降格など人生最大の挫折感を味わっていた時に、藁をもつかむ思いで学校に通ったキャリアコンサルタント資格は、結果的に独立することにつながりました。
いずれも学び始めたときには意図しなかったキャリアにつながっています。
もう一つ気がついたのは、私はキャリア上でひどく落ち込んでいるときに、モチベーションを上げるために、何かを学び始める傾向があることです。
新しい知識を得ることが、新しい世界を開くことになっているのかもしれません。
思えば私が独立した9年前、40代から後半生に備えるための学びの場、「生き方ドック」を開催しました。
近い将来に定年かどうかはともかく、組織から離れざるを得ない女性が未だかつてない数、出てくるだろう。私のように組織に見切りをつけるのに苦悩する人も少なくないだろうという思いでした。
私の力不足で続けられなかったのですが、こうした形で改めて取り組めたことに、やはりここにミッションがあるのでしょう。
「ウェルビーイング女子大」や「一般社団法人WINK」のセミナーなど、学びの場を提供しているのは、「生き方ドック」からぐるっと回って、原点に返っているのかもしれませんえ。