ゲームで感じるダイバーシティのジレンマ(クロスロード:ダイバーシティ編)
2019.10.30
先日、東京都内のトラック業界の企業を対象に、ゲームを使ったダイバーシティ研修を行いました。
都内中小企業を対象とした「団体別採用力スパイラルアップ事業」の一環です。
取り組んでもらったのは「クロスロード:ダイバーシティ編」というカードゲーム。
参加者が、カードに書かれた事例について、YesかNoかで答え、グループ内で多かった方が得点を獲得するというものです。
その設問は、ダイバーシティに関するものなのですが、正否をはっきりするのは、なかなか難しいものばかり。
それでも、良い年をした(失礼!)おじさま、おばさまたちが、真剣にカードの設問に頭をひねり、結果に一喜一憂している姿は、ファシリテーターとしても楽しくなってしまいました。
どんな設問化をここでご紹介するとネタバレになりますが、たとえば
「台風被害を受け家族で避難所となっている近所の小学校に行くことにした。うちには家族同様にしているペットの犬がいる。しかし、避難所にはペット専門スペースはない。あなたならペットを連れていくか?」
といった設問です。
こうした問いに対してYes/Noを選択します。
さて、あなたならどうします?
ちなみに、これは「クロスロード」というゲームの大本である「災害編」での一枚です。
ゲームでは、さらに、なぜ自分がその答えを選んだのかを、お互いに説明します。
その過程を通じて、お互いの考え方の違いへの理解が進み、またカードに示されたようなジレンマが実際に生じる可能性についても思いをはせることができるようになります。
ダイバーシティというと、特に中年男性は抵抗感を示す方も少なくありません。
しかし、ゲームということで、楽しみながら取り組むことができます。
それが、一番の効用ではないかと…。
もし、ご関心ある方がいらしたら、遠慮なくお問い合わせください!
※クロスロード ダイバーシティ編の詳細は、開発元の㈱クオリアのホームページをご覧ください。