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今年も「育休復帰者対象セミナー」を担当

2026.02.23

子供がおらず、育休を取ったことはない私。
にも関わらず、ここ数年、とある大手企業さんの育休復帰の方を対象としたセミナーに数年続けて登壇しています。

最初に担当した時にもブログに書いたのですが、引き受けた経緯は担当者の方が私のホームページやブログをご覧になってお問い合わせいただいたもの。
ですので、最初から私が子供はいないことをご存知の上で依頼でした。

その後、ご担当者が変わるたび、「私は子どももいないので育休を取ったことないんですけど…」と確認しましたが、続けてご依頼いただいています。ありがたいことです。

日本企業としてダイバーシティの取組は先進的であるこの会社さん。
育休復帰者を対象のセミナーは前々から実施されていました。
ただ、当時の担当者の方は、育休復帰後どうしてもリーダーとして活躍する自分への期待値を下げてしまうとい課題意識をお持ちでした。それをなんとかしたい。リーダーの意欲をもって働いてもらいたい。

自分への期待値を下げてしまうことは、現実を考えるともちろん致し方ない面もあります。育児と言う大変な現実を目の前にして、以前のように仕事に邁進できない。ではどうしたらいいのか?単にリーダーシップのあり方を解いても反発を招くだけでしょう。かといって、育休体験者の立場からは私は何かを伝えことはできない。

悩みに悩んだ結果、もし私が伝えることができるならば、自分自身が育休から復帰した人をメンバーに持った立場からの期待や、自分が不妊治療で両立に苦戦したときの体験からの話だろうと結論を出しました。

組織の中でのマイノリティ経験があるからこそ、マイノリティを包含するためのリーダーシップとは何か、を考え実践できるのではないかと思っています。

実際に登壇して感じたのは、ここ数年でも育休復帰者の意識も変わりつつあるということです。
ごく自然に、管理職として成長したいと希望を語る方も少なくありませんでした。また、パートナーとうまく協力しているという声もあり、男性が育児に関わり方の進化も感じました。

マイノリティーという立場から生まれるメンタリティを自分でどう扱うかは、それはそれで難しさがあります。
否定したくなり、むしろマジョリティーに近づこうとすることもあるでしょう。(同化)
マイノリティーも一枚岩ではないので、仲間と思っていたマイノリティーから否定されることもあるかもしれません。

それでもマイノリティーの立場から生まれた課題意識を忘れずに大事にすることで変わってくることも間違いなくあります。
こうして育児から復帰した人がリーダーとして期待されると言うことが大きな進歩。
これからを担う人としての期待を込めて登壇しました。

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