転勤は悪者か? 女性活躍から考える
2019.07.30
先週はほぼ1週間、九州出張でした。
昨年から担当しているある企業の女性リーダー育成プロジェクトのためです。
そこで感じたのは、いま話題の「転勤」のこと。
研修に参加した女性を見ていると、優秀な方が多い。ただ管理職昇格には自信が持てない方が多い。
その大きな原因は、経験の少なさから来ます。入社以来、一つの部署しか経験していないため、管理職としての広い視野があるかが不安だというのです。
たしかに、スキルの偏りを感じることは多いです。(男性の現実はどうかということは、ここでは横に置いておきます。あくまで管理職の要件に照らして、です)
家庭とのバランスを考えると、場所の変更を伴う異動はない方がよかったのも現実でしょう。
場所の移動が伴わず、幅広い業務経験ができれば理想的ですが、本社以外にはそうした職場は多くありません。
営業所であったり、サポートセンターであったり、機能は特化されています。
そんな環境の中で、ワークライフバランスを取りながら働き続けるとなると、ひとところにとどまる方が得策であるのもわかります。
では、転居を伴う転勤を避けながら、業務経験の幅を広げるにはどうしたら良いのか?
ワークライフバランスと転勤の話は、いまや女性に限った話ではないでしょう。
社会人教育で補えないか、つらつら考える今日この頃です。