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【日経ビジネスオンライン掲載】子供を作らない生き方も幸せ

2016.05.26

160526nikkeiBP山口智子さん効果か、酒井順子さんの「子の無い人生」出版効果か、「子供がいない」という生き方に、ここのところ注目が集まりつつあるようです。

私は自分自身が若い頃の想定と反し、「子供のいない人生」を歩むことになったことをきかっけに「子供のいない人生を考える」というFacebookページを2年ほど前から運営してきました。

更新はせいぜい月に1度。
誰かに何かを発信するというよりは、子供がいないことで、どんな問題が生じるか、それをどう解決したらよいか、そのヒントを自分のメモ代わりに記録しているようなページです。

ある日、日経ビジネスの記者の方から、「子供のいない人生は不幸せか」というテーマについて話を聞かせてくれませんか?と依頼がありました。Facebookページをご覧になったそうです。

その記事が、今日アップされました。
よかったらご一読ください。

「子供を作らない生き方も幸せ」

 

以前にFacebookぺージでも紹介した
「子供のいる人といない人とを比べても、幸せ度合に差はない」
という米プリンストン大学等の調査結果をとりあげ、
子供がいないからといって不幸せとは言えないとお話ししています。
(あくまで統計上の話で、個別の人がどう感じているかは別のお話し)

「子どもがいない人は日本の未来作りに貢献していない」という批判もありますが、
人口増には貢献していなくても、他に未来作りに貢献できることはたくさんあるわけで。

私は、不妊治療は「43歳」という年齢で自分で区切りをつくってやめました。
実は採取した卵子自体の状態は非常に良くて、お医者様から「20代なみ」と褒められていたのです。
でもなかなか着床してくれない。

着床だけが問題なら、続けるうちにもしかしたら妊娠できるかも…
本当にここでやめてよいのか?
かなり迷いました。

同じころ、仕事上でも行き詰まっていた時期で、これで妊娠できなかったら、仕事も子供もダメじゃん…とそんな気持ちに駆られたのを覚えています。
そんな私が、不妊治療をやめることにふっきれたのは、子供を育てる以外にも、何か社会に貢献できることがあるかもしれないと思えたからです。
その頃から、「独立」を考え始めました。
「社会貢献」の方法や領域を、会社組織の枠組みから自由になって考えたいと思ったからです。

今回、思いもかけず「子供のいない生き方」について取材されました。
私はキャリアコンサルタントとして、あるいは講師として、子供のいらっしゃる方を相手に仕事をする機会もあります。

もしかしたら、子供のいる人には反発を買うような記事になるかもしれない…
そんなリスクも頭をよぎりました。

でももし、このインタビュー記事が子供のいない誰かの力になったら…
それは私が子供を持たない人生に舵を切った時の想いに近づけるかもしれない…
そう思って引き受けました。

子供がいないことで、肩身の狭い思いをする人が減りますように。
子供のいない人もいる人も、お互いのことを思いやりながら生きられる、そんな世の中になりますように。

 

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