【登壇報告】新任管理職メンタルヘルス研修
2017.02.01
昨年に続き講師を担当させていただいた、某メーカーでの新任管理職向け「メンタルヘルス研修」。
電通、三菱電機の事件のせいか、明らかに昨年より参加者の問題意識も高い様子がうかがえました。
メンタルヘルスに関する知識、昨年はやや心もとない人が多かったのに、今回は正解を回答する方が増えていましたね。
2つの事件を、管理職として自分事と捉えた方も多かったのではないでしょうか。
労働基準法で責任追及されるのは「使用者」ですが、それは経営者だけをさすのではない。
両事件に見られるように、中間管理職である直属の上司個人も法律上の責任を問われます。
また、ご自身がハラスメントの可能性のあるやり取りが過去に体験されていたり、今現在、メンタルヘルスのサポートが必要な部下を持っていたりと、リアルな職場の悩みがひきもきらず出てきたのが今年の特徴です。
知識は広がっていたけれど、個別具体的な事例にはどう対応したらよいのか。
その対応力を組織として高めていくのが、今後の課題だと強く感じました。