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新入社員研修で感じた変化

2016.04.19

新入社員マナー研修

新入社員マナーの担当は久しぶり。

20年前(ひー( ゚Д゚))に、企業側の担当者として新入社員研修に携わっていたものとして、新人研修に改めて感じた変化がいくつかあります。

(1)年々、新人たちが優秀になってきたように感じる?
登壇する企業の違いもあるのかもしれませんが、年々、吸収力の高さや理解力のスピードに驚かされることが多くなっている気がします。
新入社員、特にビジネスマナーは、学生気分が抜けきらなくて、研修中に演習などを行っても悪のりしてふざける人が必ず何人かいるものですが、そうした例が少なくなり、まじめに取り組む人が大半であるような?

これはどうも私の年齢による受け取り方の変化かも。
講師として登壇先企業の担当の方とお話しすると、非常に厳しく新人たちを評価している様子がうかがえます。
確かに私も、育成担当者として新人に接していた時は、厳しい目で彼らを見ていました。
講師としてデビューした当時も、その基準は厳しめだったと思います。

何社かの新人と接するにしたがい、
「ああ、どこの会社もこういうものかもしれない」と思い、目の前の会社の新人の様子にも、それほど過度に反応せずに済むようになってきました。
経験を積み重ねると、目の前の人たちを、相対化できるんですよね。

もしかすると、それが「年を取った」ということなのかもしれません(笑)
考えてみると、私が新人の育成担当をしていたころに、今年の新人が生まれたわけで。
もはや、新人たちにとっては、私は「母」の世代…
そりゃ、寛容にもなりますわ。

(2)「育成担当者」に感じる印象の変化
新入社員研修は、一時にたくさんの人数を対象とするので、物量的に育成担当に大きな負荷がかかります。
相手は学生気分が抜けないこともあり、より厳しい対応が必要とされます。
そうした育成担当の方が一生懸命に新人に関わっている様子を見ると、かつての自分の姿を思い起こします。
そして、だんだんと育成担当の方への応援の気持ちが高まってきました。
思えば、新入社員たちの親世代から、徐々に「育成担当者」の親世代に近づいている自分…

そうか、この「応援したい」という気持ちは、「親心」というのね。

育成担当のみなさま、がんばってください。
微力ながら、心から応援しています。

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