「ベルばら」で描かれたオスカルのもう一つの人生
2018.07.29
※ネタバレ注意
高島屋のバレンタインでのコラボなど、「ベルばら」が連載50年近くたった今でも話題を集めています。中でも男装の麗人の主人公、オスカルはいまだに人気が衰えません。
1月25日に発刊された新シリーズ13巻では、久しぶりにオスカルが主人公となりました。ドレス姿のオスカルの分身が登場します。
彼女は「私は、お前が諦めた人生だ」と名乗ります。つまり、当時の女性として当たり前の人生を送っていた場合の姿を示しているのです。
それは、舞踏会で男性と踊ったり、結婚式をあげたり、子供を抱いていたり…
しかし、その内容は、半分以上が昔の本編とかぶるもの。アマゾンの読者コメントでも、あまり評判は芳しくありません。
いまなぜ、あえて本編と重複する形で、オスカルの「女性としての人生」を描いたのでしょうか?
そんな疑問から、以下のコラムを書いてみました。
ご笑覧ください。