大人女性のためのWEBマガジン「WOMe」インタビュー掲載
2018.11.15
アラフォー以上の大人女性を対象としたWEBマガジン「WOMe」に、「子どものいない人生を考える会」について、インタビューを掲載いただきました。
第1回 『子どものいない人生を考える会』主宰・朝生容子さんインタビュー
第2回 『ずっと問い続けている。自分にとって何が幸せなのか、と』
第3回 「あくまでも前向きに子どものいない人生を考えていきたい」
第4回 40代の苦しさに向き合ったからこそ、今の私がある
最終回にも語っていますが、不妊治療が実らなかったことも含め、私の40代は挫折の連続でした。
上司や部下との軋轢、慣れない仕事と繁忙へのストレス、挙句の果てにマネジャー降格。
夫の地方赴任による初めての一人暮らし。夫は赴任先で体調を崩す…
そして両親の病気(おかげさまで大事には至りませんでしたが)
いけていない、「しくじり先生」状態の40代でした。
こんないけていない大人になるなんて、若い頃は想像もしていません。
なりたかった自分になれなかったことを、なかなか受け入れられませんでした。
一番つらかったのは、「なりたい自分」になれなかったのは、自分の力不足が一番の理由だったということを受け入れることでした。
いま、40代をふりかえって、もし自慢できることがあるとしたら、そうした「いけていない自分」に向き合う葛藤から、逃げなかったことではないか、と思います。
自分がいけていないことに気づくと、他の「いけてない」部分を抱えた人に対する受容度がぐっと広がります。人とぶつかることも少なくなり、生きやすくなります。
「子どもがいない人生」の意味は、そんな自分自身の受容度の拡大にもあるのかもしれません。