妊娠をめぐる男女の意識差と当事者以外との意識差と
2018.08.05
労働問題を専門にする千葉商科大学国際教養学部専任講師の常見陽平氏のyahooニュースへの寄稿記事です。
「妊活クライシスの時代」と題されたインタビュー記事の紹介ですが、妊活の自らの経験を赤裸々に語られています。
常見氏自身は、妻からの申し出で妊活を開始。自分側に原因があったと知るのは数年経ってからだったとのこと。
不妊がどういった原因で起こるか、意外と知られていない現実。
そのために無意識のうちに誰かを傷つけている…。
「少子化対策」ということにも、頭ではわかっていても、抵抗感を拭いきれないというのも正直なところです。
いたずらに他人に気を遣って、何も言えなくなるのも本末転倒かもしれませんが、自分とは異なる立場の人がいるということは、私たちもお互いに念頭においておきたいものです。
▼以下、引用
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「少子化対策」なる言葉も、私は苦手だった。
政策としては理解する。
ただ、一市民としては、それこそ国民を生む機械としか思っていないのである。
日本国首相はもちろん、たとえ女性の識者にそう叫ばれても、意見としては尊重するが、一市民としては激しく傷つくのだ。
市民は少子化対策のために、人口維持のために、経済成長のために子供を生むわけではない。
そこに貢献しない国民は、どうでもいいのか。