子供のいる人生といない人生、どちらが幸せか?
2018.08.05
子供がいないことを「かわいそう」と捉えられることの多い今の日本社会。一方で、子供がいることで制約を受けている人からは羨ましがられることも少なくありません。
どちらが幸せかは、個々人の価値観などにもよりますが、大くくりにすると、どちらのほうが幸せなのでしょう?
実はそのテーマについて、調査した結果が発表されています。
米プリンストン大学とストーニーブルック大学の研究チームが2008年から2012年にかけて調査を行い、米科学アカデミー紀要に結果を発表しています。ここでは、その調査を取り上げたCNNの記事をご紹介します。
その調査によると、「幸せ度」については、両者の差はなかったとのこと。唯一違いがあったのは、子どもをもつ夫婦の方が大きな浮き沈みを経験しがちなことだったそうです。
一方、英オープン大学が英米で5000人を対象に実施した調査では、子どものいない夫婦の方が、子どものいる夫婦に比べて、夫婦関係に対する満足度が高いとのこと。
子供のいない分、夫婦お互いの関係を保つことに努めているということなのでしょうね。
さて、日本ではどうでしょう?
米英は夫婦が家族の基本単位という説もある一方、日本は比較的親子の関係を重視する傾向があるように思えます。そんな中、子供の有無は幸せ度に有意差をもたらしているのでしょうか?
2015/3/12