選ばなかった人生が気になる
2018.07.29
アラサー女性を対象としたWEBマガジン「ウートピ」。
そこで、今年1月から「産むことにメリットって、本当にあるんですか?」という記事が連載されています。
33歳となった同サイトの女性社員が、ワーキングマザーとなった編集長に、「編集長、産むことのメリットとデメリットをわかりやすく教えてください」と詰め寄ったことからスタートしたコラム企画とのこと。
決して望んで子供を持ったわけではない編集長が語る内容は、きわめてフラットな視点に立っているように感じられます。
子どもを産んだ女性と産んでいない女性、世間では対立構造のように語られがちですが、この連載から見えてくるのは、両者の境界は、実は極めてあいまいで、グラデーションであるということ。どちらの立場であっても、選択しなかった側の人生について、あれこれ考えられるからです。
一方で、子どもの有無の人生においての重さも再認識させられます。人生の選択は、子どもの有無だけではありません。しかし、子どもに関しての選択肢がこれだけフィーチャーされるのは、やはりその影響が他の選択に比べて大きいことの証左なのかもしれません。
http://wotopi.jp/archives/51096