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母親として過ごせなかった時間をどう使うか?~長野智子さんの記事より~

2019.08.15

「けれど時が経ち、このコンプレックスを自分の一部として受け入れることができました。
母親として過ごしていたかもしれない時間に、仕事を一生懸命やってきたその積み重ねは、間違いなく今の自分を支えてくれているし、ニュースキャスターとしての視点を広げてくれました。」
(長野智子氏/ハフィントンポスト・ジャパン 編集主幹)
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驚くほどたくさんの方がシェアしているので、すでにこの記事を目にしている方も多いかもしれません。

それでもあえてこの記事をお知らせするのは、人生を幸せにするうえでの重要なポイントが含まれていると思ったからです。

長野さんはこうも語っています。
「コンプレックスって、相対的な部分もあるんですよね。
『あの人に比べて、なんで私はこうなんだ』とか。
でもコンプレックスがあるからこそ努力もするし、結果的にそれが自分だけの個性になるのかなと思います。」

ある経済学者の説によると、幸福を構成するのは2つの要素があるとの事。
ひとつは「地位財」といって比較可能なもの。もうひとつは「非地位財」で、比較できないもの。

「他人より美しいパートナー」のいることは地位財。
「誰が何と言おうと愛しているパートナー」は非地位財。

そして、地位財による幸せは長続きしない。
常に比較対象するものがあり、世界1にでもならない限り自分を上回る存在があるからです。

「子どもがいるかいないか」と、他人との比較で幸せか否かを決めているのだとしたら、たとえ子どもがいても、次は子どもの優劣を他と比べて、不幸に思えてしまう可能性もあります。

また、日本における「幸福学」の第一人者、慶應義塾大学院の前野隆司教授の研究によると、幸福な人の条件の一つは「ありのままである」ことがあげられるのだそうです。

ほしいと望んでいたにもかかわらず、恵まれなかった寂しさや悲しさを否定するつもりはありません。
ただ、そうしたネガティブな感情も含めて今の自分自身を受け入れることが、本当の幸せにつながるようにも思えます。

▼「母親」になりたくて、もがき苦しんだ40代。あの時かけられた言葉の意味が、今やっとわかる。(ハフィントンポスト  2019年07月18日)

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