子どものいない後半生を幸せに過ごすためのWINKo Lab.
2024.04.22
私が代表を務める一般社団法人WINK(Wellbeing Institute for No Kids)では、昨年から「WINKo Lab.」というコミュニティを運営しています。そのトライアルが4月をもってひと段落しました。5月からは2年目の活動に入ります。
「WINKo Lab.」は、子どものいない、これからの人生の幸せな過ごし方について、オリジナルのエンディングノートを書きながら、仲間と一緒に考える取り組みです。「メンバーそれぞれが自分で探求する」という意味を込めて「Lab.(ラボ)」と名付けました。
子どものいない人生について発信するうち、多くの人が子どものいない老後について不安を抱いていることに気づきました。特に50歳代以降は、自分の親の介護に携わる人も増えます。自分が親の年代になった時、こうして自分の世話をしてくれる子どもという存在がいないという現実に向き合わざるを得ません。
そうした不安を少しでも軽減するには、現状の制度や仕組みを理解し活用することが大事。足りない部分があるのであればについて準備していく。いたずらに不安に陥るのではなく、不安を「準備できるもの」「いまは準備が難しいもの」に峻別して対応しよう…そう考えたのでした。
昨年5月からトライアルをスタート。月に一回、オンラインで集まり、その月のテーマについて学んだり話し合ったりします。WINKの理事(ファイナンシャルプランナー、行政書士、キャリアコンサルタント)が簡単なレクチャーも行います。
まずはトライアルでやってみよう…と始めた2023年度。自分たちが「こういう取り組みがあったらよいのに」と思って始めたものの、正直、どのくらいの人が集まってくれるか不安でした。
しかし、当初の予想を上回る方に興味を持っていただき、12名のメンバーでスタートを切ることができました。海のものとも山のものともわからないコミュニティに集まっていただいたメンバーには、感謝しかありません。
メンバーの背景もいろいろです。ふと漏れる話が、実は他のメンバーにとっても大切な情報になりうる。そんなシーンも何度もありました。
「エンディングノート」を書いて具体的に課題を洗い出すことで、具体的な準備のための行動が促された方もいます。たとえば、ものの整理や実家の整理に着手したメンバーも。
エンディングノートを書く必要性は感じても、一人ですべて書き終えるのは大変です(私も経験者💦)。仲間がいることで、少しずつでも前に進むことが実感できました。
私個人の体験で言えば、親類の洗い出しができたことが大きな収穫です。実家の親の親族は人数も多く少々複雑な関係なので、「いとこ」にどんな人がいるのか、よく把握できていなかったので…。またその洗い出しを通じて、実家の親が親族に対してどういう関係性であったのかも知ることができました。親類をよく会っていた子どもの頃には知ることができないことでした。
WINKoLab.のメンバーはちょっと不思議な関係です。プライベートなことも話しながら、べたべたしたところがない。「共に学ぶ」という取り組みを通じた関係だからでしょうか?ちょっとお稽古ごとに近い気もします。いずれにしても、これからも末永くお付き合いできる大切な人たちです。
◆お知らせ
・2024年5月からのメンバー募集中です。お申し込みは4月30日まで
詳細はこちらから
・以前の説明会の動画もご覧いただけます。
WINKo Lab.説明会動画
・4/24にオンライン質問会もあります。ご興味のある方、ぜひお申し込みください。
オンライン説明会詳細、お申し込みはこちら