1年がかりの女性キャリア研修が終わりました
2013.12.27
こんにちは。キャリアコンサルタントの朝生です。
今年もいよいよおしまいですね。今日が仕事収めの方も多いかと思います。
私は昨日で出かける仕事はひと段落。
今日は家にこもって、今年の仕事の後始末をしています。
実は師走も押し迫った12月中旬に、今年一番大きな仕事がありました。
これは、ある大手のグループ企業から管理職任用前の女性を選抜した研修で、
その中の一つのプログラムである「女性キャリア研修」の講師を勤めたのです。
「キャリア研修」といっても、今の自分に焦点をあて、持っているリソースを発見することでレジリエンス(復元力)を高め、将来出会う難所への対応力をあげることを意図したものです。
そういう経緯もあり、副題には「しなやかにキャリアをつくる」と名付けられました。
実はこの研修、昨年末にお話をいただいてから、実施するまでおよそ1年をかけて仕上げてきたものでした。
研修の内容そのものを練るのは、実質的には半年ぐらいでしたが、その後細かな検討を重ねてきました。
私自身、このお話をいただいた時は独立間もない頃で、「レジリエンス」に着目した研修というコンセプトはご提示したものの、どんな形で研修に落とし込んだらよいのか、正直いって見当がつかない状況でした。
それでも、自分の後輩にあたる女性たちにとって、どんなことを自分として伝えたいのかという思いを持って、必死で取り組みました。
一生懸命でいると、不思議と「助け」というものは目の前に現れるものです。
ぜんぜん別の研修で使ったアセスメントが使えることがわかったり、内容を見直すきっかけとなるコメントをいただけたり…
振り返るとこの研修は、この1年で出会った人々からの助けがなければ、とても完成できなかったと思います。
当日、私が担当した研修とは別に、先輩社員や外部のエグゼクティブとの対話なども開催されたのですが、そこでお話しされたことも、不思議と研修に込めたメッセージと整合することが多く、私が口にしなくても、先輩社員の言葉として伝わっていったのです。
何より、参加していた女性社員たちが、みんな前向きで真摯であったことが一番の「助け」でした。
心から、あのメンバーに出会えたことを嬉しいと思っています。
研修講師というのは、短時間で濃密な時間を受講生と過ごしながら、終わってしまえばもう一生、出会わないかもしれないという仕事です。
でも、今回であった皆さんのことは忘れないし、これからもハッピーにご活躍されるのを祈リ続けると思います。
出会いに感謝します。