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【講座報告】築地本願寺KOKOROアカデミー「怒りのうまい伝え方講座」

2016.11.23

築地本願寺kokoroアカデミーで「怒りを上手に伝える技術」講座に登壇しました。

アンガーマネジメントで学んだ怒りの知識をベースに、さらに「怒りの伝え方」により焦点を当てた講座。
なんと集まったのは女性ばかり20名+男性1名…

こちらでは、これまでもアンガーマネジメント講座に何回か登壇していますが、
どの回も女性の方が多いのですが、今回は特にその傾向が強かったですね。
女性の方が「怒る」ことに対して、やってはいけないことと問題意識が強いからのように思いました。

今回は、アサーティブ・コミュニケーションについてもお伝えしたのですが、
ご自身が普段疑問に思われていることについての質問が積極的に出たのが印象的なクラスとなりました。

そのなかで、私自身も考えさせられたのは
「怒りを伝えることが、いろんな手を尽くしてもうまくいかなかった場合、どうしたらよいか?」
という質問でした。

一瞬、詳しく状況をお聞きして、そこに応じた対応策を考えようかと思ったのですが・・・
私の口から出てきたのは
「それは受け入れるしかないです。自分が”できなかった”ということも含めて」
ということ。

あら、私、そんなことを考えていたのか…
自分で口にしたことに、はっとしてしまいました。

コミュニケーションのうち、半分は伝える側、もう半分は相手側の範疇であり、
相手の範疇をすべて伝える側がコントロールするのは無理です。
それは現実として受け入れる必要があります。

でも、だからこそ、自分の領域である半分については、最大限、伝える努力をしないと
伝えたいことは、半分も伝わらない。

残念ながら伝わらなかった場合、相手側の半分はコントロールできないものとして受け入れないといけない。
そして、もし自分の側の半分も足りない部分があったとしたら、それはそれで受け入れないといけない。
なぜなら、そうして受け入れることで、初めて自分の足りないところが見えてくるし、
次のステップへの改善につながるから。

結果を自分で受けれればよいのだから(といっても、それは苦く辛いことでもありますが)、
変に結果を恐れずに、でも最大限の注意は払いつつ、言いたいことを言った方が、世の中の誤解からこじれた人間関係は
もっと解決に向けて前に進むのではないかと思うのです。

 

下の写真は、講座の後に近くのカフェでいただいたフォンダンショコラ。
普段、ここまで甘いスイーツは食べないのですが、この日は疲れたせいか、どうしてもいただきたくて。
ごちそうさまでした!

 

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