名刺入れ買い替えに考える
2018.09.04
名刺入れを買い替えることにしました。
これまで使ってきたのは、ルイ・ヴィトンのダミエ柄のもの。ヴィトンの小物は、経年劣化が少なく、へたらない丈夫さがあります。そのことを知ってから、定期入れやお財布などにヴィトンを選ぶことが多くなりました。
今回、買い換えようと思ったのは、名刺の種類が多くなり、標準の大きさでは出し入れが不便になってきたから。フリーランスの性か、お付き合いのある企業や団体の名刺が増えたためです。
振り返ってみると、名刺入れは自分自身の節目とシンクロしてきた気がします。
社会人になってしばらくは、たぶん何も考えずに買っていたのでしょう。どんなものを使っていたのか、記憶にありません。
一番古い記憶は、セリーヌのツートンカラーの革製の物。表がロイヤルブルーで、裏がビビッドな緑。キレイな色合いがお気に入りでした。ハワイのお店で買ったのですが、その旅の興奮と共に、最も記憶に残っている名刺入れです。
確か最初に入った会社で、忙しい毎日を送っていました。社外の人と接する機会が多くなったので、そこで気後れしない、恥ずかしくない名刺入れを買おうと思ったのでした。
その後、いくつかの名刺入れを経て買ったのが、ヴィトンのダミエ。最も有名なモノグラムではなく、市松模様に似て、どこか和のテイストを感じる模様にしたのは、私なりのこだわりでした。
これを買ったのは、海外であったのは確かですが、ハワイだったのか、パリだったのか、記憶は定かではありません…。たぶん10年ぐらい前のこと。仕事上で挫折し、プライベートでも子供を諦め、人生最大の落ち込みを経験していた時期でした。今思うと、少しでも気持ちを盛り上げたくて、有名ラグジュアリーブランドを選んだのだと思います。
ヴィトンの代わりに買ったのは、ネットで見かけた大き目の物。水色とベージュのツートンカラーが気に入ったのですが、ノーブランドです。
ところが、届いてみたら、思った以上に色合いがファンシー。もう少し落ち着いた色合いだと思ったのですが…。大きさは適度に余裕があるのですが、これでは名刺交換の時に、気持ちが落ち着きそうもありません。
はやり、普段から持ち歩くものは、実物を見て選ばないといけないと、いまさらながらの反省です。かといって、これといったほしいものはなく、まだしばらく、模索は続きそうです。
ちなみに、ヴィトンは中古市場でも人気があることは、以前にバッグを売った時にも確認済み。新しい名刺入れを買う足しになるかも?と、ほのかな期待もあったのですが、今回はあまりに古かったせいか、それほどの値段はつかず。残念!(それでも洋服などに比べれば、そこそこ良いお値段がつきました)
ちなみに、ヴィトン公式サイトを見ると、もうこの形のカードケースは売っていないみたいですね…。