亡き恩師を偲び、人生を考える
2014.04.01
こんにちは。キャリアコンサルタントの朝生です。
3月最後の週末、桜が咲き始めたことからお花見に出かけられた方も多かったのではないでしょうか。
私も大学時代のゼミのお花見に誘われ、でかけてきました。
実は、このお花見は、3月初めに亡くなったゼミの先生を偲ぶ会を兼ねていました。
私が学生の頃は、よくご自宅に学生を集めて宴会をしていた先生は、そのうちにゼミ生が増えて、ご自宅に収容しきれなくなり、近場の公園に場所を変えて集まりを続けていたのでした。
先生のユニークな点は、先生のご家族も巻き込んでの宴会であったこと。
「おい、おまえ、いいからこっちに来い。遠慮なんてするタマか。わはは。うまいぞ、これ」
先生は、そんな風にだれかれとなく声をかけてテーブルを囲むお誘いをしていたのです。
口が悪いのに、その裏には相手を選ばない愛情があったように思います。
だからゼミ生は、先生のお子さんのことは自分たちの友人のように思っているし、奥様や妹さんまで知り合いのようになっていました。
同期という横のつながりばかりでなく、縦のつながりも強く、何代にもわたって、知り合いの輪が広がっていきました。
「ゼミ生」と書いていますが、実は私は先生のゼミではなかったのですが、専攻が同じイスラム史というだけで、いつもお声掛けいただいていました。
そんな先生の人徳でしょうか。
偲ぶ会を兼ねてのお花見には、約50人もの人が集まりました。
ゼミ生本人だけでなく、多くの人が家族連れで…
あんまり多すぎて、もう他人の子供も自分の子供もいっしょくたです(笑)
私には残念ながら子供を通じての人の繋がりを持つことはできませんが、
先生がそうされたように、誰にも分け隔てなく声をかけて、世代や仕事を越えて人を繋げていけたらよいなあ…
そんな風に感じたのでした。
湯川先生、ありがとうございました。
あの日の公園に、きっと先生もご一緒でしたよね。
天国でも、だれかれとなく仲良くさせているんでしょうね。
それを想像すると笑えてきます。