糾弾するのはセクハラ議員個人なの?
2014.06.21
都議会で、みんなの党の塩村議員がセクハラ的ヤジを浴びせられたということで、随分話題になっていますね。
誰の発言だったのかを特定して糾弾する方向で、塩村議員と党も、そしてほとんどの議論も進んでいるようですが、ちょっと違和感を覚えています。
塩村議員が議員の立場で糾弾すべきなのは、セクハラ発言した議論個人なのでしょうか?
都議会の議長、都知事はじめ、その場でそうした発言を許していた都議会そのものなのでは?
もちろん、個人の尊厳を損なうような発言は許すべきものではありません。
ただ、長いこと社会人やってれば、こんなセクハラ的発言は、相手の意識、無意識問わず、結構あります。
それを許容するつもりはないですが、現実的には、自分が強くなるしかないと思うのです。
「アホが何言っとんねん」
「今にみたれや」
(なぜか、タンカきるときは関西弁(^^;;)
そうして、そんな偏見を覆すべく、仕事をがんばるしか、本質的な解決にならないのです。
ただ、仕事そのものは、その場でしっかり見てもらいたい。
議員であれば、自分の政策提言をちゃんと評価してもらうことにあたるでしょう。
私は、塩村議員へのヤジは、政策議論であるべき都議会の役割を、議員個人の尊厳を傷つける行為で台無しにしたことだと思っています。
だから、ヤジを飛ばした議員個人の責任を追及するのにとどまらず、あの場にいて、そのヤジを許していた議員たち全体の責任を問いたい。
ヤジ飛ばした人間だけを引っ張り出して、トカゲのしっぽ切りにとどめるとったらいかんぜよ!(あ、今度は高知弁(^^;))
(いまだそのレベルにも達していませんが…)
<都議会の写真 Wikipediaより>